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2019年06月05日 00:00
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「破虜湖」改称で物議 
対中事大主義と批判の声も

6.25韓国戦争で中共軍を壊滅させた歴史の湖

 江原道華川郡と楊口郡にかけて広がる湖「破虜湖」は、6・25韓国戦争中の1951年、韓国軍と連合軍が中国共産軍を全滅させた歴史の現場だ。それによって付けられた名称が「蛮人(虜)」を「撃破した(破)」湖だ。しかし、60年以上も続いたこの湖の呼称を変更する動きがあり、物議をかもしている。(ソウル=李民晧)

 湖の改称を進めているのは、管轄自治体である江原道だ。「時代に合わない」「中国政府と観光客が不快に感じる」などがその理由だ。そのため、本来の呼称である「大鵬湖」に変えようという主張が飛び出した。民間団体「南北江原道協力協会」は「悲劇の湖を平和と共生の場へと変えよう」とし、湖の改称運動を展開している。
これについて「ハンギョレ新聞(3月6日付)」は「平和な時代に『蛮人』とは…破虜湖の改称なるか」とする記事を掲載した。革新を自任する一部のメディアが、湖を改称しようという論旨の記事を掲載したのだ。
一見すると、自治体とメディアだけではなく、華川地域住民らも「破虜湖」の改称に賛同しているかのようだ。しかし、地域メディア「江原道民日報(4月12日付)」の反応は正反対だった。同紙は「政府が『破虜湖』から『大鵬湖』への改称を要請、道と華川郡は否定的」とのタイトルで「政府が韓中関係などを考慮し、6・25戦争で中共軍に大勝したことを記念してつけられた華川郡・破虜湖の改称を江原道に要請したことが分かり、地域では物議を呼んでいる。これに対し江原道と華川郡は『地域の声を十分に取り入れて決定する』と述べており、事実上保留の立場を明らかにした」と報じた。
地域でも名称変更に不快感を示す声が多い。5月21日、華川文化院をはじめとする地域社会団体などは「地域の声をまともに聞き入れずに『破虜湖』を『大鵬湖』へと変えようとするのはやめるよう」との声明書を発表した。これらの団体は「大鵬湖という名称は日本統治時代の1944年、日本がダムを作った時につけられた。華川貯水池は光復後に北韓によってつけられた名称で、現在の破虜湖は6・25戦争後に李承晩大統領が名付けた。歴史的に見て『大鵬湖』としては10カ月、華川貯水池は6年強、破虜湖は60年を超えて使用されてきた地名だ」と反発した。湖のある華川―楊口地域は、38度線以北にあり、6・25以前は北韓の一部だったが戦後に韓国に編入された。そのため、住民には参戦者と越南者の子孫が多く、北韓の共産独裁政権を嫌悪する人々が多い。
最近繰り広げられている破虜湖の改称問題は、現大統領秘書室長の盧英敏前駐中大使と関係が深いようだ。盧前大使はKBS北京特派員に会った際、オフレコを条件に破虜湖の改称問題について語ったという。偶然か否か、江原道で破虜湖の改称が検討されたタイミングと、盧前大使の秘書室長抜擢は同時期だった。盧前大使は大使の信任状授与式で、中国に向け「萬折必東(黄河がたとえ1万回くねっても、東から流れる=中国の恩を忘れないという意味)」という一文を芳名録に記載し、対中事大主義者と非難されたことがある。
一方、破虜湖は44年、朝鮮電業株式会社が華川発電所の建設に伴い造成した「人工の湖」だ。大鵬湖という名称は、日本統治時代に日本企業がつけた。現在の呼称のきっかけとなった「破虜湖戦闘」は、6・25戦争時に起きた韓国・連合軍による中共軍の撃退戦だ。戦闘中の51年5月26~29日、韓国軍と米軍第9軍団は湖の地形を利用して中共軍2万4141人を抹殺し、捕虜として7905人を捕らえた。完璧な勝利だった。そのため「破虜湖戦闘」は、612年に高句麗軍(司令官:乙支文徳)が中国・隋の30万人の大軍を薩水(現在の清川江)に誘導し壊滅させた「薩水大捷」と比肩される。休戦後の1955年11月当時、李承晩大統領はこの地を訪問し「蛮人を撃破した湖」という意味を込め「破虜湖」と名付けた。
中国が改称を要求したとしても、「内政干渉」であるとして一蹴すれば済むべきものを、韓国内では論議の的となっている。そのこと自体がまさに恥じ入るべきことだろう。

2019-06-05 3面
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