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最終更新日: 2019-11-13 00:00:00
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2019年05月22日 00:00
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日本の国家神

 「(白村江の)戦いに敗れた日本が、中華の道に引き込まれることなく、日本の国柄を守り、民を守るために、中国と距離を置く。決然と大和の道を歩むと決めた。そのためには軍事力の強化に加えて、日本国たるゆえんに自信を持つ必要がある。そのために大和の国としての独自性を前面に押し出したのが天武天皇だというのは、そのとおりであろう。だが、国家神を外来の神から日本古来の神へと入れ替えたとの指摘は、衝撃的である」という論述があるのだが、外来の神はタカミムスヒ(高皇産霊)で、日本古来の神は天照大神ということだ。
日本の正史である『日本書紀』は、天武天皇の勅諭によって編纂されたのは周知のことだが、『日本書紀』は日本の独立宣言書だという見方もある。では、どこからの独立であったのか。先の論述に従えば、中華の道からの独立ということになる。しかし、当時の中国(唐)は、新羅の併呑に意欲的で、日本国への侵寇は二の次だった。
天武天皇以前は外来の神であるタカミムスヒを信仰していたということになるのだが、中華の道からの独立であれば、そのタカミムスミが国家神から排斥されたということは、タカミムスヒが中国の神であったのだろうか。だが、タカミムスヒが中国の神ということは寡聞にして聞かない。
日本国が韓半島からの渡来人によって開拓されたといえば、大方の日本人が嫌悪感を催すようだ。日本人の先祖とされる天孫族は高天原から天降りしたとされるのだが、その高天原を天上の国、すなわち太陽が輝き、雷が落ち、雨や雪が降る宇宙空間と同じように考えている人も少なくないようだ。
そんなバカげた話はあるまい。実証歴史学を掲げるならば、なおさらだ。高天原は韓半島に存在した伽耶諸国の地であることが数々考証されている。であるならば、日本人の先祖である天孫族は、伽耶諸国から降臨、すなわち渡来してきたということになるのだ。
また、日本古来の神とされる天照大神は、天武天皇亡きあと、朝廷の実権を握った藤原不比等によって創作された国家神だという説もある。であるなら、万人から信仰されていた日本古来の神というものではなく、ある日、突然現れた神ということになる。であるのに、日本人は、先祖である天孫族をどうして毛嫌いするのか、その精神構造を解明することこそが韓日親善の第一歩になると思うのだが。(韓登)

2019-05-22 4面
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