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2019年04月24日 00:00
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編集余話

 朝鮮王朝時代の小説「洪吉童伝」の主人公・洪吉童は、韓国では誰もが知っているキャラクターだ。大臣の息子として生を受けたが、嫡子でなかったことや父の本妻に疎んじられたこともあり、義賊として活躍したという▼この小説とどこか似ているといったら語弊があろうか。ただ、それを想起せざるをえないのが、スペインにある北韓大使館の襲撃事件だ。2月22日に起きたこの事件は、北韓当局ですら事実だと認めている▼襲撃に関与したのは、「自由朝鮮」という団体の関係者で、同団体は一昨年、暗殺された金正男の息子・ハンソル氏を保護しているとして、その存在を広く知られるようになった。金正恩政権打倒を掲げ、北韓の臨時政府樹立をうたっている▼スペインでの大使館襲撃では、職員のパソコンを奪って去っていったという。今後、それを解析した情報が表に出されるのか、組織内で対北活動に役立てられるのかは不明だが、これまでになかった”強硬派”対北団体の活動から目が離せない▼北韓当局は「大使館員らを拘束、殴打、拷問して通信機材を強奪した重大なテロ行為」(朝鮮中央通信)などと非難しているが、幾度もテロ行為を繰り返してきた北韓当局が、いまさら何をか言わんや、である▼韓国系の元米海兵隊員が逮捕されるなど、これまで明らかになっていなかった実態は、徐々に明かされつつある。いずれにしろ、北韓解放に対する動きの波は、世界中に広がっている。「自由朝鮮」の今後を注目したい。

2019-04-24 1面
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