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最終更新日: 2019-05-15 00:00:00
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2019年04月17日 00:00
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新生 韓国と日本 7
日本を見直し、韓国を再考する

崔 在明

日本はどんな国か(3)

 日本の軍国主義を非難しているので、韓国人は日本が強くなるのを嫌がっていると思いがちです。しかし、日本が強くなることは韓国にとって悪いことではないのです。現在は他国を植民地支配下に置くことはできません。とはいえ、お互いに利用する道は開かれています。利用するには強い方が弱いより良いに決まっています。
1975年、私が横浜にある民間団体で講演をしたとき「日本をどのように見ていらっしゃいますか」との質問がありましたので、次の如く答えました。
「私は日本人が大好きです。親切で優しいし、義理人情に厚いし、アッサリだし、礼儀正しいし、いつも親しさを感じます。しかし日本国家がしてきたことは残酷で不義理なので、日本人にこんなことができるのかと疑わしく思えるほどです。私は、日本国家の振る舞いが国民のそれと同じになってくれることを切に願っています」
これが韓国人の日本観だと思います。植民地支配下で官吏に苛められたにしても、民間では親しくなって泣きながら別れた日本人もたくさんいました。韓国から帰る日本人を、集合場所までエスコートした韓国人も多くいたのです。韓国が好きで日本に帰らず、そのまま帰化した日本人も少なくありません。
70年代に私がカナダに行ったときのことですが、タクシーの運転手から日本人ですかと聞かれました。あえて国籍を正確に答える必要もないと思いそうだと答えると、その運転手が、自分は日本人が大好きだと言うのです。なぜかと聞きますと、親切で優しいスマイルが魅力的だとのことでした。
「そのスマイルの裏に刀が隠れているのですよ」
「さすが、日本人は優秀な民族ですね」
「なぜそう思うのですか」
「優れた民族でなければ自国の悪いところを率直には言えませんよ」
私は先ずカナダ市民の民度の高さに驚き、白人優位の時代において、日本人が東洋人の面子を保ってくれたことをありがたく思いました。
当時は欧米人の肩に日本製のカメラがぶら下がっていましたし、日本人の一部から聞かれる今のような妄言もなかったので、日本の印象がよい時代でした。その後「日本は悪いことなどしていない」という妄言が増えてくると、長谷川慶太郎氏らの評論家が、いずれ日本が国際的孤児になってしまうと心配しました。今は日本の部品なしではやっていけない工場が世界にざらにありますから、日本が孤児になる心配はないとみる論者が増えてきました。
筆者が最初に日本に行ったのは69年でした。当時は日本行きの飛行機は週に何便という少なさで、ビザも簡単には取れませんでした。日本に来た感想を聞かれ
「なかなか行けない遠い国と思っていましたが、いざ飛行機に乗るとすぐでした。遠くて近い隣国に思われます」と答えました。今は距離的には近いけれども、理念的には遠ざかっている気がします。両国の理性が頑張るべきときです。

2019-04-17 6面
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