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最終更新日: 2019-08-15 00:00:00
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2019年04月10日 00:00
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新生 韓国と日本 6
日本を見直し、韓国を再考する
崔在明


日本はどんな国か(2)

日本はどんな国か、簡単に答えることはできません。文化が多様かつ複雑であり、いつどのように変化するか予想がつかないからです。そのため、日本について書かれた本は、他のどの国に関する本より多く出されていると思います。韓国でもそうです。私も日本で1冊(日本語)、韓国で2冊ほど日本に関する本を出しています。
そのなかで最も有名なのが「菊と刀」です。この本は米国の人類社会学者ルード・ベネディクトが米国務省の依頼を受け、1944年から46年にかけて書いたものです。この本に関する評価は多様ですが、要するに日本を警戒せよという意味が含まれています。
「菊と刀」というタイトルは絶妙です。菊は天皇家の紋章ですが、日本人の持つあっさりした美しさが菊の如くにも思われます。日本人はこの菊を愛し、菊をつくる技術は芸術の境地にあります。と同時に、刀を崇拝するという矛盾した文化を持っているのです。
この本には、日本人は矛盾が一般化されているややこしい民族であるとも書かれています。つまり、美しい「菊」と怖い「刀」は矛盾しますが、その矛盾をすんなり受け入れている民族だということです。
一般化されているということは、日本人は矛盾を矛盾と思っていないわけです。つまり外国人からすれば不思議なことも、当の日本人は不思議に思っていないということです。
戦争で勝てないと分かった場合は降参するのが一般的であるけれども、玉砕してしまうのが日本人だとも書かれています。実際、日本人は小さくて縮み志向な民族に思われるけれども、一方で大きな事を考え爆発力が強い民族であり、強大国でなければできないことをやりとげるし、変わりそうでなくても変わってみせる民族です。
このような多様性を日本の長所とみるか短所とみるか、ということも一概に断定しがたいのです。千年以上続けて来た封建制を破り中央集権化しただけでなく、異質な西洋文化を受け入れて巧みに消化し近代化した変幻自在な能力は確かに長所だと言えます。しかし、戦後の様々な変化をみれば短所にも思われるのです。悪かったと両手を上げたにもかかわらず、強くなると悪くなかったと打って変わってしまうからです。
だからといって、日本人は鉄面皮な民族というわけではありません。精神的・物質的に規律正しい一等国だからです。
ところで、「あっさり」という日本語は、韓国語や英語で直訳できない独特な言葉です。きれい、さっぱりした、という意味で日本人の特徴をよく表わしていると思います。しかし、植民地解放を宣言した大西洋憲章を無視して真珠湾を奇襲攻撃した太平洋戦争は、世界史の流れに逆らった悪だくみだったことは世界中が認めるところです。これを「あっさり」認めて、「これからは新世界の平和と秩序を守るための強い日本になります」と言ったら格好いいし、さすがあっさりした民族だと言われるでしょう。しかし、残念ながら現実はそうなっていません。

2019-04-10 6面
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