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2019年04月10日 00:00
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ミキ・デザキ監督・イ・ジャンフン監督 映画に込めた思いを聞く

 4日、都内でミキ・デザキ監督(『主戦場』)の記者会見が行われた。また7日には、都内映画館でイ・ジャンフン監督(『いま、会いにゆきます』)のトークショーが開催された。2人の映画に込めた思いを取材した。

慰安婦テーマに、自ら考える
ミキ・デザキ監督「主戦場」


日本および海外メディアからの質問に答えるミキ・デザキ監督
 日系アメリカ人のミキ・デザキ監督が、すべての韓国人と日本人のために作ったという映画『主戦場』。本作は「慰安婦問題」をテーマにしたドキュメンタリー映画であり、30人近いインタビューとニュース・資料映像などで構成されている。慰安婦問題をめぐって激しく対立する人々が次々と登場し、あたかも彼らが同じ場所で議論しているかのように展開する。
そこで明らかになるのは情報や知識だけでなく、それぞれの立場から論ずる人々の表情だ。目の動きや態度で、言葉の裏側が透けて見えてくる。
なぜ慰安婦問題に関心を持ったのか。ミキ・デザキ監督は医大で学位を取得後、英語教員として来日。同時にYouTuberとして差別問題をテーマにした映像作品を公開してきた。タイで仏教僧となる修行を行うなど独特の路線を歩んでいる人物だが、一貫して底流にあるのは「人の助けになりたい」ということだと話す。慰安婦問題を巡る韓日間にある緊張感や怒りの感情は、インターネット上の誤った情報や断片的なニュース情報によって煽り立てられているとし、この問題の認識を高めることによって人々の助けになればと考えた。
この作品は明確な答えを示してはいない。監督は、この映画を見て大いに悩んで自分の結論を見いだしてほしいという。4月20日より公開される。

身近な存在の大切さに気づく
イ・ジャンフン監督『いま、会いにゆきます』

市川拓司氏
イ・ジャンフン監督
公開中の映画『いま、会いにゆきます』のイ・ジャンフン監督が原作本を手に取ったのは、いまから8年前のことだった。なかなか映画が撮れずにいるときで「それは、私にとって運命的な出会いでした」と語る。そして、この作品で監督デビューを果たした。
原作者の市川拓司氏は、初対面のイ・ジャンフン監督と自分に共通項が多いことに驚いたという。好みもそうだが、挫折感や罪悪感といったところも共感できたと話す。両者のデビューも同じ40歳。そんな二人が声をそろえて言う。「この映画を見た後に、隣にいる人の大切さにぜひ気付いてほしい」と。

2019-04-10 6面
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