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最終更新日: 2019-07-10 00:00:00
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2019年03月06日 00:00
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南北経済協力を訴求 米朝首脳会談決裂の翌日
文大統領の杜撰な歴史認識

 文在寅大統領は1日午前、ソウル・光化門で行われた3・1節記念式で、韓半島の運命に係わる文政権の杜撰な認識をそのまま露呈した。文大統領自らの仲介で始まった2回目の米朝首脳会談で、金正恩が全面的非核化を拒否した翌日のことだ。

 2月28日、ベトナム・ハノイで行われた第2・米朝首脳会談が決裂に終わった。世界各国のメディアが「ノーディール」と途中で踵を返したほど、韓半島情勢はスピード調節が不可避だという見方だ。トランプ米大統領も、金正恩との会談中に度々「急がない」と発言し、スピード調節論に注力した。
文大統領はしかし、3・1節記念辞で「トランプ大統領が示した(対北)対話の意志と楽観的展望を高く評価する。北米間の完全な妥協を成し遂げたい」と語った。さらに「韓半島に平和経済の時代を開く。金剛山観光と開城工団の再開方案を、米国と協議する」と語った。南北間を鉄道と道路で結び、南北が共に潤うための経済共同委員会を構成するという意思まで明らかにした。
米朝首脳会談が決裂して20時間も経たない時点で、韓国の大統領が北の非核化を放棄、南北経済協力を大々的に進めると発表した。対北制裁の重要な軸の一つである金剛山・開城問題の解消も示唆した。
トランプ―金正恩会談で、米国と北韓の立場の違いは鮮明になった。米国は、北韓が完全な非核化の意思がなければ対北制裁を解除できない旨を表明し、北韓は寧辺核施設の廃棄から段階的な非核化の意思を表明し、対北制裁の解除を要求した。北韓は米国に対し、国連安保理が指定した五つの核心制裁解除を執拗に求めたが、米国はこれを拒否した。
結局、米朝首脳会談がノーディールに終わったのは「対北制裁解除」問題によるものだった。しかし、1日も経たないうちに韓国の大統領が北韓の立場を代弁した格好となった。文大統領が正常な認識の持ち主であれば、3・1節記念辞で北韓に対し、非核化以外の道はなく、米国の示す「完全で不可逆的な非核化」だけが北韓の生き残る道であると金正恩に促すべきだった。驚くべきことに、3・1節の記念辞において「非核化」というワードが出たのは2回だけで、それは北韓に投げた直接的なメッセージでもなかった。半面、「平和」という単語は27回も登場した。
一方、ハノイでの米朝首脳会談に至る過程で、韓米間における情報共有が行われていなかった現状が露呈した。金宜謙・青瓦台スポークスマンは、トランプ―金正恩会談が決裂する30分前、青瓦台の番記者たちに「今後、南北対話が本格化するものと予想される」と語った。また、青瓦台では文大統領が米朝首脳の署名シーンをテレビで見守るイベントまで準備していた。米朝首脳会談に先立ち、南北経済協力体制を整える濃厚な意図が見え隠れした人事交代も行われた。これらは、もし米国との情報共有が滞りなく行われていれば起こりえなかったはずだ。
文大統領は3・1節記念辞で、親日―アカ論を引っ張り出した。「今も我々の社会で形を変えたカラー論が蔓延している。『パルゲンイ(アカ)』と『カラー論』は、我々が一日も早く清算しなければならない親日の代表的な残滓」と言い放ったのだ。3・1運動100周年を迎えた日だ。亡国の状態から国民が共に立ち上がり、独立への志を燃やした100年前の先祖たちの志に感謝の意を表し、国民が一致団結するパワーへと変えるべき日だ。なぜ共産主義者を「アカ」と呼ぶなどの的外れな発言が飛び出したのか、理解に苦しむ。

2019-03-06 3面
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