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最終更新日: 2019-08-15 00:00:00
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2019年02月14日 00:00
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国民感情を見誤った「金慶洙知事救出」作戦
立法府による司法への攻撃は三権分立に反するとの批判も

親与党勢力のご都合主義露呈「司法壟断」主張

親与党が「金慶洙知事救出」に乗り出した。米ハリウッド映画「プライベート・ライアン」のように、集団的なムーブメントだ。先頭に立っているのはもちろん親文在寅陣営だ。金慶洙・慶南道知事が1審で実刑を言い渡され拘束されると、親文系議員らは「報復判決」とのプラカードを掲げて批判。司法部への攻撃を開始し、支持者らは金知事の裁判を担当した判事の弾劾を主張している。しかし親文陣営のこうした行動はブーメランとなって自らに返ってきつつある。(ソウル=李民晧)

 「慶洙、こういう時は政治が死ぬほど嫌になる。我々は君を信じている」(任鍾晳前大統領秘書室長)。
金知事が拘束され、親文系のリーダー格・任前室長がSNSにアップした一文だ。さらに、与党・共に民主党からは「司法壟断勢力の反撃」との主張まで飛び出した。金知事は「裁判長(ソン・チャンホ部長判事)が、ヤン・スンテ前最高裁判所長と特殊な関係(ヤン前最高裁判所長秘書室勤務)にあることが、今回の裁判に影響を及ぼすことを懸念した。そして懸念が現実になった」と主張した。政府与党の司法部に対し「壟断勢力の報復」と言い放ち、不服としたのは、韓国の憲政史上初の出来事だ。また、毎度お馴染みの主張も言い添えている。「司法部が、政府の司法改革にブレーキをかけるため金慶洙知事をスケープゴートにした」というものだ。
しかし、立法府による司法部への攻撃は、三権分立に反するとの指摘がある。さらに今回の裁判長は朴槿惠前大統領の裁判を担当した人物だ。当時は諸手を挙げて歓迎の声明と論評を出した与党だ。それにも拘わらず、自分たちに不利な判決だった場合は「司法壟断勢力」で、有利な判決だった場合は「正しい決定」だというならば、それこそ詭弁だ。
世論は、与党のこうした「判決不服」の動きを肯定しなかった。民主党の支持率はさらに下落した。YTNの依頼により、世論調査機関リアルメーターは1月28日から2月1日まで、全国の有権者2511人を対象に調査を行った。その結果(2月4日発表)、民主党の支持率は前週より0・5ポイント下げた38・2%に留まり、3週連続で下降線をたどった。
しかし、親文陣営は「彼らだけの考え」を崩さない。李海瓉民主党代表は、収監されている金知事との面会予定を組んだ。しかし、複数の重鎮議員らの引き留めによって予定を延期した。代表的な親文系議員らは、裁判結果に対し「まったくもって話にならない」(金ジンピョ議員)、「国民の同意を得られない判決。政治特検の論理を継ぐ裁判部に驚愕を禁じ得ない」(朴クァンオン議員)との反応を示している。
時期を同じくして拘束された廬武鉉元大統領の秘書であった安熙正前忠南知事に対しては、ひどくぞんざいな扱いだ。親与党派からは安前知事を弁護する声は聞こえてこない。法律家出身のある非文系与党議員は「一部の議員らが、公正さや冷静さを失っているようだ。これまで明らかになった状況と判決文だけでも、ドルーキング一派のコメント操作への同意を金知事が認めたものとみるのが合理的だと思う」と語る。
ある人は、まるで血統を問う王朝時代を想起させるという。金知事が廬元大統領の最後の秘書官であり、文在寅大統領の随行チーム長と随行団長を兼ねた親文派の最側近だったことが、新羅時代の「聖骨」にあたるという。聖骨とは、新羅時代に設けられた6段階の階級のうち最も位の高い身分だ。
金知事の判決であらわになった親文派のスタンスは「彼らだけの覇権主義」であり、典型的な「身びいき」と言える。支持者らには歓迎されたものの、世論とは大きくかけ離れたものだ。

2018-02-14 3面
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