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最終更新日: 2019-02-14 00:00:00
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2019年01月23日 00:00
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高麗青磁への情熱―165―

四人共同経営(一四)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画



「もちろんですとも。では、さらにいくらほど出資すればいいですか?」
「今後二万円程度必要でしょう」
「一度に全部払わなきゃなりませんか?」
「設備に使う金ですから、そのつどそのつど必要なときにくだされば結構です」
今度はすべてが上手く運びそうだった。
「設備は何から先ず手をつけますか?」
「先ず窯を直さなければならないし、次に原料の準備が必要です。それから従業員も雇わなければなりません」
「現在、従業員がいるというのに、なぜまた雇うのですか?」
 「高麗青磁は美術品です。植木鉢を作るのがせいぜいの者が、どうして美術品を作れますか?」
「そうですね。では二万円はいつまでに用意すればいいのですか?」
「今から三~四か月の間設備を整えていきます。ですから何回かに分けてください。そのつど不足のないようにお渡しください」
「何を始めるにも先立つものは金だが、そうだね当面いくらくらい必要ですか?」
「お宅で経理担当を一人出してください。そうすれば出費のたびに帳簿に記入しますので。そうしたほうが確かじゃありませんか?」
「いいでしょう。では、何も心配は要りませんから、出来るだけ早く作品を作ってください。それで、いつ頃に出来ますか?」
「今すぐには答えられません。二~三日余裕をくだされば、正確なところをお知らせします」
話が決まると、私はすぐに金郊に向かった。先ず窯を壊し、一方で原料の購入を急いだ。そしてすべての準備を終えると、驪州の高明順親子三人を招いた。
金郊の工場での三人の働きぶりは、申し分なかった。父明順が蹴轆轤をこなし、長男英植が手轆轤、次男英在は彫刻に専念した。私は資本主に五月半ばに窯出しをする約束をした。彼らはしくじりはしないかと不安気に働いていたが、その態度がかえって安心させてくれた。
焼入れ前の製造工程を四月に終え、五月から素焼きの工程に入った。釉薬を塗って窯に入れ、本焼の火を入れ、夜遅くになって最終的な火入れをした。
開城にいる組合長に電話し、窯出しする日にちを伝えると、自分の立ち会いでしてほしいと応えた。組合長が来るのを待つばかりとなった。
五月半ば、組合長が着いた。一方では料理を準備し、他方では窯出し作業で大わらわだった。一つ一つ窯から出てくる艶やかな翡翠色の青磁を目の当たりにすると、資本主は飛び上がるほど喜んだ。初めて見るかのような彼の表情を見ていると、いつしか私もこみ上げてきた。

2019-01-23 6面
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