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最終更新日: 2019-08-15 00:00:00
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2019年01月17日 00:00
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韓日歴史認識ズレの淵源

 李方子没後30周年を記念しての創作オペラ「ザ・ラストクィーン」の初の大阪公演(3月10日)を前に、関西プレスクラブで行われた田月仙さんの記者会見の席上、「日本では忘れさられた梨本宮方子こと李方子さんが、韓国では今なお国母と呼ばれている」という言葉が、歴史認識において、韓日が常に平行線をたどり、相互理解できていない淵源を見る思いがした。(以下敬称略) 
元徴用工の賠償を韓国の裁判所が認め、新日鉄住金の資産差し押さえに踏み切ったニュースが、日本をいら立たせている今、韓日関係は最悪の状態だといわれている。なぜ、そうなるのか。
日本の姿勢は、損得勘定が前面に押し出されているように感じるのだ。ある人は、それを重商主義だと表現した。平たくいえば、金儲け第一主義といえよう。アメリカのトランプ政権も、重商主義の権化のような感じだ。日本の皇族でありながら、日本に見捨てられたのは、李方子という人と付き合っても一銭の得にもならないという損得勘定が、多くの日本人にあったからだとしかいいようがない。
李方子は、嫁ぎ先の韓国に帰り、障害者の支援活動に生涯を捧げたことはよく知られている。当時は、今以上に反日感情が厳しい世相だったはずだ。李方子はそうした逆境にもめげず人々に奉仕した。それが、多くの韓国人の心を打ったのだろう。最後は、国母と崇められるようになったのだ。もし、損得勘定が先に立てば、国母と崇められることもなかったろうと思われる。
元徴用工は、金銭だけの補償を求めているのではないと感じるのだ。植民地政策によって多くの韓国人が傷ついたことを知ってほしいからだと思う。だが、日本人の多くは、植民地政策を恩恵を施したと考えているふうに見える。そうした配慮というか、反省というか、そういうことが全くなされず、カネで解決すればいいだろうというのが、日本側の姿勢のように感じるのだ。まさに重商主義だ。
今回の田月仙の公演が、そこらあたりの韓日の認識のズレをどのように表現するのか、大いに楽しみである。
(韓登)

2019-01-17 4面
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