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最終更新日: 2019-06-12 00:00:00
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2018年12月12日 00:00
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高麗青磁への情熱―162―

四人共同経営(11)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画


そうかといって、あれこれ言う立場でもない。韓秀景が問題だった。工場内の乱雑ぶりをあれこれ指摘するのは易しかったが、そんなことを言うと、資本主によく思われるためだと誤解されかねない。あらゆる面で損失を受けるのが明らかにもかかわらず、ただ傍観していた。しかし窯造りを見て、もうこれ以上黙っておれなくなった。窯は一度積んだら最後、途中から部分的に直すことは出来ない。
韓秀景に「あの窯はどうしたのかね?」と訊いた。
「三千円で請負わせて造らせたものです」
 「そのお金はすぐにでも返してもらいなさい。私が二千円でやりますよ。あんな窯では、たとえ天に昇って星を取ってくる能力があっても、絶対に器を焼くことは出来ませんよ」
「柳先生、一度も窯を使ってみもしないで、どうしてそう言うんですか。あの窯の図面は平南道庁試験所の所長がくれたものです。窯造りは日本の一流技術者です。試しもしないで頭からお叱りにならないで、窯が出来たら一度焼いてみてください」
言われたとおり窯が出来て一か月以上経ち、釉薬の準備に取りかかった。私は韓秀景に言った。
「釉薬をふたりで別々に作って使ってみることにしましょう。窯焼きでよく出来たほうを選ぶためにね。私の作った釉薬がよく出来たとしても決して口外しないから、その点は安心しなさい」
「釉薬については大丈夫ですよ。私はよく知ってますから」
韓秀景は、私の言葉をさえぎるように言った。お手並拝見と思って、彼のやり方を窺っているときに、鉄道貨物が着いた。それは鎮南浦(現平南の鎮南)の韓泰益から送られてきた釉薬だった。韓泰益は高等工業窯業科の第二回卒業生だ。私は彼の技術力をよく知っていたから、失敗が十分に予想されたが、黙っていた。
韓秀景は窯出しの日を計算し、すでに招待状を道庁や各官公署に送っていた。
「韓先生、窯からどんなものが出てくると思って、そんなにあちこちへと招待状を出すんです?」
「焼き上げが上手くいくに決まってるからだよ」
「そんなに自信があるのなら、今度いっしょに火をくべてみましょう」
「そうだね。ならやりましょう」
これほど聞き分けのない技術者に出会ったのは、これで三人目だ。一人は永登浦の義信国民学校近くに機械まで設置して失敗した土本、二人目が清州道庁の金を引き出して江外国民学校近くに工場を建てた山田、そしてこの朝鮮人の韓秀景だ。三人とも考えはどれも同じで、なんとかして金の無くならぬうちに自分の手でそれ以上の金を〓みたいという焦りだった。

2018-12-12 6面
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