ログイン 新規登録
最終更新日: 2018-12-12 00:00:00
Untitled Document
ホーム > ニュース > 社会
2018年12月05日 09:59
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
韓国スローフード探訪5 薬食同源は風土とともに
アツアツ手作りマンドゥでほっくり

 晩秋になると、韓国は気温もマイナスになることもしばしば。寒さが厳しいほど、キムチも鍋料理もより美味しさが増してくる。特に、野菜や肉がたっぷりと入ったマンドゥが恋しくなり、真冬を前にした初冬のソウル散策へと自然に足が向く。
韓国に行き始めて間もない晩秋のころ、ソウル市内にある梨花女子大の正門近くに粉食と書いてあった店で、初めてマンドゥを食べた。
韓国人の知人からマンドゥは韓国風餃子と教わっていたので「餃子だな」と、普段食べているものを想像していた。しかし「これが餃子?」と、出された大きさにもうビックリ。子供のにぎりこぶし大ほどあって、しかも焼いたものではなく蒸したものだった。
アツアツのマンドゥで冷えた体もすっかり温まり、それ以来、冬の韓国で食べるマンドゥが楽しみとなった。マンドゥ入りカルククス(韓国風うどん)はもちろんだが、欠かせないのがマンドゥ鍋だ。
ソウルを代表する観光スポットとして知られる仁寺洞。メインストリートから縦横に路地が続き、伝統家屋を利用した飲食店が並び韓国版おふくろの味に触れることができる。
 マンドゥ鍋を目当てに立ち寄る店も、迷路のようなところにある。たまたまその店の前に、有名な伝統茶院と美術館があって、その帰りに立ち寄ったのが最初だった。
創業したのは、開城(北朝鮮)出身のおばあちゃん。初めて店に行ったころは誰よりも見事な手さばきでマンドゥを作り、陣頭指揮を執っていた。
「子供のころ毎日のようにおやつで食べていてね。同じように子どもに作っていたものを、多くの人に食べてもらおうと思って店を開いたんですよ。毎日食べても飽きないものを、昔ながらに作っています」と、生前話していたのを思い出す。
開店時間前に店へ行き、窓ごしにマンドゥ作りを見ていたことがある。下ごしらえをした山のような具を、目分量で的確に皮に包んで半月のような形にしてから、端と端を合わせて丸い形にしていく。具の中身は、豚のひき肉、白菜、ニラを細かく切ったもの、それに豆腐。さらに隠し味に少しだけキムチも入って栄養価も高いはず。毎日食べても飽きがこないのは、豆腐とたくさんの野菜を使っているためだと納得した。そういえば、マンドゥは中国から伝わったものかとおばあちゃんに聞いてみたことがある。おばあちゃんは首をかしげながらも「詳しくは分からないけれど、中国のパオ(包)に似ているからそうかもしれないね」と話してくれた。
マンドゥを入れた鍋となると、さらに栄養価が増してくる。エノキ茸や長ネギなどの野菜、蒸した牛肉の薄切り、それに大きなマンドゥを加え、牛でとったダシ汁にピリ辛味を加えた汁で煮込む。マンドゥを取り、汁をかけながら4等分ほどの大きさにして食べるのだが、野菜の旨みとダシ汁、マンドゥの旨みがすべて溶け合い申し分のない味。食べるほどに、ジワッと体のすみずみまで旨みが行きわたり、寒さで固くなった体がほっくりとほぐれる。まさに至福の時である。
マンドゥを食べるたびに思うのだが、ニラや豚の挽肉など具材をケチらずに、たっぷりと使っていることにとても感心してしまう。このたっぷり感が心も満たしてくれるのだ。そして、「自分の子供に食べさせるような思いで作る」といったおばあちゃんの言葉にこそ、「食べることは健康を作ること」という願いが込められているのだろう。
カプサイシンの力で血行が良くなったから、明日はきっとツルツル肌かも知れない。もしかすると美容効果も期待できそうだ。
新見寿美江 編集者。著書に『韓国陶磁器めぐり』『韓国食めぐり』(JTB刊)などがある。

2018-12-05 5面
뉴스스크랩하기
社会セクション一覧へ
韓国観光公社 KOREA MICE ...
司法を政治に従属させるクーデター
南北政権打倒に向け韓日有志が連帯
「積弊」とされた元機務司令官が抗議自殺
金正恩の韓国に対する最終攻勢本格化
ブログ記事
『韓国壊乱』のあとがき
「国連軍司令部」強化動向
ソウルでの反文在寅・金正恩の太極旗集会に「日韓自由文化連合」が参加(11月3日、リバティ・コリア・ポスト)
米国の中間選挙後、韓半島に何が起きるか
文在寅主思派政権はなぜ「(2019年の)建国100周年」を主張するのか
自由統一
金正恩の年内訪韓困難
北、非核化どころか戦争準備
「板門店宣言」英文版を変更
北韓・平壌近郊で核施設稼働か
北韓の交渉のカードとなった「米軍兵士...


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社概要 会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません