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最終更新日: 2019-05-15 00:00:00
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2018年11月28日 00:00
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高麗青磁への情熱―160―

四人共同経営(九)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画


「そんなことなら、私は辞めます」
「えっ、突然どうしたんですか?」
朴亮根技士の表情が急に強張った。
「今、何て言いました? 日本人には三百円出さなければならないのに、私には一二〇円だけ与えればいい、そうじゃないですか? 人種差別されるだけでも腹立たしくてならないのに、そのうえ技術まで差別されるとは。これほどの差別を受けてまで、働けませんよ」
私の言葉を聞いて、局長の目も瞬間丸くなった。
「柳さん、どうしたというのです?」
「私に訊かないで、朴技士に訊いてください」
「訊いてみたってどうしようもないことを、なぜそんなに。さあ、気持ちを鎮めてください」
「これが感情的にならないでおられますか。技術にまで差別をされるのでは、ほんとうにやる気になれないですよ。技術については私の自由だから、辞めると言っているんですよ」
二人は私に取りすがって引き留めようとしたが、それを振り払い、外に出た。いつの間にか鳥致院駅(現在の世宗特別自治市)に来ていた。江外面からそこまでは四キロの距離だった。
駅に着くとすぐに京城行きの切符を買った。三等切符が二円一〇銭である。私は四円二〇銭出して二等切符を買い、ホームへ上った。朴技士と日本人局長もホームまでついてきた。朴技士が二等切符を一枚、私に差し出した。
「切符は買ったから、返しなさい」
今度は局長が一〇円を取り出す。
「弁当でも買って食べてください」
「そのくらいの金なら持っていますからかまわないでください。私が改めて来るとなると一〇円でなく百円にしてもらいますよ。しかし、もう来ないから一〇円どころかビタ一銭でももらう理由なんかないですよ」
私は汽車に乗って帰った。
道庁の仕事を断ってからしばらく家にいたが、ただ閑居していては食べていけない。そこで地方の工場に出かけて古い名品の模造を試作しようとしたが、いい釉薬がなくてはどうしようもなかった。そこで、高等工業学校の堀内博士を訪ねた。彼は工業研究所所長であり、同時に産業技士でもあった。彼は私が永登浦の工場にいるときしばしば訪ねてきていたので、旧知の間柄だった。
私の事情を聞いた堀内博士は倉庫係を呼んだ。
「柳さんのお望みどおり十分に分けてあげなさい」
私は感謝しながら倉庫係の後についていった。倉庫係の人は可能な限りたくさんの原料を手渡してくれた。私はその人に手数料として五円手渡し、そこを去った。

2018-11-28 6面
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