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2018年10月03日 00:00
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渡来人の共通神「スサノオ」

 ヤマタノオロチ(八岐大蛇)を退治したことで有名なスサノオ(素盞鳴尊)は、日本各地で祭られており、最も人気のある神様といってもいいだろう。そのスサノオは、平安時代以降、韓地から渡来した人々の共通の神様になったといわれている。そして、仏教と習合して牛頭天王とも称されるようになった。
スサノオは、韓地のソシモリ(曽尸茂梨)から倭地に渡来したとされているのだが、ソシモリは牛の頭、すなわち牛頭山のことで、慶尚南道の伽耶山の古名だそうだ。近くを洛東江が流れ、居昌や陜川、高霊などの集落がある。いずれも古くは伽耶と呼ばれた国々で、特に高霊は大伽耶、上伽耶などと称され、鉄の産地として栄えた。
だが、そのスサノオは創作された神様の可能性が高いというのだ。
出雲の国譲りで、スサノオの子オオナムチ(大己貴)は、出雲の国を平定したという広矛を、タケミカヅチ(武甕槌)とフツヌシ(経津主)の2神に奉って服属したというのが、『古事記』や『日本書紀』の記すところだ。その広矛は、弥生時代後期に普及した広形銅矛のことで、オオナムチは銅器使用の頭領だったことを示唆している。
スサノオが、ヤマタノオロチを斬り殺したのは十握剣で、天津羽羽斬剣とも称されることから銅を斬った剣であると考証されている。すなわち、鉄剣のことだ。ということになれば、親が鉄剣で、子が銅剣ということになり、時代が逆転してしまうことになる。
銅から鉄に発展していくのが歴史の哲理であることを考慮するならば、親が旧で、子が新にならなければならないのに、親のスサノオが新時代の鉄剣を駆使し、子が旧時代の銅剣を駆使することなどありえないことになる。
以上のことから、スサノオは創作された可能性が高い神様とみるほかないのだ。(ハンデウン)

2018-10-03 4面
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