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最終更新日: 2018-10-21 23:01:56
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2018年09月27日 00:00
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絵本「あめだま」のトークイベント
メイキングビデオも公開

著者ペク・ヒナさん(右)と訳者の長谷川義史さん
 本紙8月29日号で紹介した絵本『あめだま』の著者ペク・ヒナさんと訳者である長谷川義史さんのトークイベントが11日、ブロンズ新社ギャラリーで開催された。
ペクさんの絵本は、スカルピー粘土で作られた人形が主役。人形もセットもペクさんが作成し、撮影もこなす。この日は主人公のドンドンと愛犬グスリが紹介された。
ドンドンは自分を出すことが苦手な男の子で、友だちもいない。内気な性格を表すため目は小さく、耳は髪で隠れている。ドンドンのお父さんも内向的な人物であり、メガネの奥に目の表情が見えないように作られている。人物設定のための工夫や、漂白剤を使ってズボンのはき古し感を出したなど、制作秘話は興味が尽きない。
長谷川さんはグラフィックデザイナー、イラストレーターを経て絵本作家となった。クライアントの注文ではなく、自分が思うものを作りたくなったからだという。デビュー作『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』は完成するのに3年かかった。「見るとやるとは大違いでした」と笑う。
この作品には、生まれてきたことはありがたいという、命に対する思いが込められている。ペクさんは長谷川さんと出会う前から、この絵本を読んで感銘を受けていたという。この日のトークイベントでそれがデビュー作だと知り、「1作目からあの世界観が出せるとは驚くほかありません」とコメントした。
独特なユーモアのある長谷川さんが翻訳すると、ペク・ヒナさんの作品はすべて関西弁になる。ドンドンが関西弁を話すのは当然だと思えてくるから不思議だ。
時おり笑いが起こり、優しい空気に包まれた会場には、次回の作品に寄せる期待が満ちていた。
『あめだま』メイキングムービーはYouTubeで見ることができる。

2018-09-27 5面
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