ログイン 新規登録
最終更新日: 2018-11-14 13:25:00
Untitled Document
ホーム > ニュース > 文化
2018年09月12日 00:00
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
高麗青磁への情熱―150―

咸北陶磁器工場と私(四)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画


私は、崔勉在氏の紹介でその工場を見学した。事務所に行ったが社長は不在で、支配人が挨拶に出た。名前は野村といった。暫く座って話していると、社長が帰ってきた。
社長の名も野村だった。あとでわかったことだが、支配人は社長の婿養子だった。
この工場は資本金三万円の家族経営で、三年経っても一度もきちんとした品物が出来た試しがないという。窯焼きしても、上半分は焼けずに下半分だけ焼けるという具合だった。誰であれ、窯焼きを上手くできれば技術者として工場に招きたいと、社長は言うのだった。
「柳さんは一〇年以上の経験があるそうですが、窯の欠点を見てください」
「このまま見ただけではわかりません。薪をくべながら、火が燃え盛るのを見なければなりません。いつ、窯に火を入れるのですか?」
社長は工場長を呼んだ。工場長によれば、あさって窯に火入れするということだった。
「それまで私の家にお泊りになって、火入
れのとき、ちょっと見てくださいませんか」
私は窯の構造と煙突を見回した。ところが煙突に火を調節するタンバを取り付けていなかった。すぐに従業員を呼んで、窯から二〇メートルほど離れた煙突の屋根に四角の穴をくり抜くよう指示した。そして煙突の穴に合う鉄板を注文して塞いだ。
火入れの日は、社長と支配人も窯の火が消えるまで夜通し見守った。私は火の温度を調節した。窯出しのときは、崔勉在氏も来てくれた。数日後、工場の人たちが見守る中、一つひとつ器が取り出された。彼らは口を牡丹の花のようにぽかんと開きながら、あんなによく出来上がるものを今までどうして出来なかったのか、などと異口同音にほめるのだった。
「崔さん、今日は拙宅で柳先生と一緒に食事をしましょう」
社長は全身で喜びを表して言った。
「先生は青磁専門とばかり思っていました……」
「先生だなんて。いや、窯に調節器のないことを発見しただけですよ」
「いずれにしろ、ご立派です。崔さん、柳先生を今日からこの工場の技術者に迎えようと思うんですが、崔さんのご意見はいかがですか?」
「野村社長のご意思にお任せしますよ」
「柳先生、私の工場の最高技術者になって、ご指導ください」
「ありがとうございます。全力を尽くしますよ」
初めはチョーセンジンを見下していた従業員たちも、私の調節で窯出しが上手くいってからは先生、先生と言って私を尊敬した。私はその工場の最高技術者になった。

2018-09-12 6面
뉴스스크랩하기
文化セクション一覧へ
太極旗集会に日本からも
特別裁判部設置にも国民的抵抗
国際的反米連帯の構築に躍起な文政権
韓国内戦、左・右の大激突
韓・米の対北共助決裂
ブログ記事
「国連軍司令部」強化動向
ソウルでの反文在寅・金正恩の太極旗集会に「日韓自由文化連合」が参加(11月3日、リバティ・コリア・ポスト)
米国の中間選挙後、韓半島に何が起きるか
文在寅主思派政権はなぜ「(2019年の)建国100周年」を主張するのか
北韓軍に中部戦線の南侵路を開放した文在寅主思派政権を最戦線で糾弾
自由統一
北、非核化どころか戦争準備
「板門店宣言」英文版を変更
北韓・平壌近郊で核施設稼働か
北韓の交渉のカードとなった「米軍兵士...
集団脱北した従業員の送還を示唆か


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社概要 会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません