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2018年09月12日 00:00
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高麗青磁への情熱―150―

咸北陶磁器工場と私(四)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画


私は、崔勉在氏の紹介でその工場を見学した。事務所に行ったが社長は不在で、支配人が挨拶に出た。名前は野村といった。暫く座って話していると、社長が帰ってきた。
社長の名も野村だった。あとでわかったことだが、支配人は社長の婿養子だった。
この工場は資本金三万円の家族経営で、三年経っても一度もきちんとした品物が出来た試しがないという。窯焼きしても、上半分は焼けずに下半分だけ焼けるという具合だった。誰であれ、窯焼きを上手くできれば技術者として工場に招きたいと、社長は言うのだった。
「柳さんは一〇年以上の経験があるそうですが、窯の欠点を見てください」
「このまま見ただけではわかりません。薪をくべながら、火が燃え盛るのを見なければなりません。いつ、窯に火を入れるのですか?」
社長は工場長を呼んだ。工場長によれば、あさって窯に火入れするということだった。
「それまで私の家にお泊りになって、火入
れのとき、ちょっと見てくださいませんか」
私は窯の構造と煙突を見回した。ところが煙突に火を調節するタンバを取り付けていなかった。すぐに従業員を呼んで、窯から二〇メートルほど離れた煙突の屋根に四角の穴をくり抜くよう指示した。そして煙突の穴に合う鉄板を注文して塞いだ。
火入れの日は、社長と支配人も窯の火が消えるまで夜通し見守った。私は火の温度を調節した。窯出しのときは、崔勉在氏も来てくれた。数日後、工場の人たちが見守る中、一つひとつ器が取り出された。彼らは口を牡丹の花のようにぽかんと開きながら、あんなによく出来上がるものを今までどうして出来なかったのか、などと異口同音にほめるのだった。
「崔さん、今日は拙宅で柳先生と一緒に食事をしましょう」
社長は全身で喜びを表して言った。
「先生は青磁専門とばかり思っていました……」
「先生だなんて。いや、窯に調節器のないことを発見しただけですよ」
「いずれにしろ、ご立派です。崔さん、柳先生を今日からこの工場の技術者に迎えようと思うんですが、崔さんのご意見はいかがですか?」
「野村社長のご意思にお任せしますよ」
「柳先生、私の工場の最高技術者になって、ご指導ください」
「ありがとうございます。全力を尽くしますよ」
初めはチョーセンジンを見下していた従業員たちも、私の調節で窯出しが上手くいってからは先生、先生と言って私を尊敬した。私はその工場の最高技術者になった。

2018-09-12 6面
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