文化体育観光部は4日、世論調査機関である韓国リサーチの「国民生活の質に関する世論調査」結果を発表した。調査は、先月15日から21日の1週間、無作為に選ばれた電話による全国19歳以上の国民1500人を対象に行われた。
それによると、「生活の質」への満足度は10点満点中6・4点。年齢別に見ると、19~29歳が6・8点でもっとも高く、30代が6・6点、40代が6・4点、50代が6・3点、60代以上が5・9点と、年齢が上がるほど満足度は低くなった。
家族形態別でみると、比較的構成員の多いほうが満足度が高いという結果が出た。1人世帯の満足度は6・0点、2人世帯は6・2点、4人世帯が6・6点で、5人以上の世帯は6・3点だった。
分野別に「生活の質」の満足度の高い部分を見てみると、もっとも高かったのは「家族関係」で7・9点、次いで「健康・医療」が6・7点、「子女養育・教育」及び「住居環境」が6・4点、続いて「就職・所得」「社会保障・福祉」「自然環境・災難安全管理」が5・8点、「文化・余暇生活」5・6点という順だった。
一方、「5年後自分の生活の質はどうなっていると思うか」の質問には36・7%の人が「そのまま」と答え、「悪くなる」と答えたのは13・1%、「とても悪くなる」は1・6%だった。反対に「大体良くなる」と答えた人は39・6%、「とても良くなる」は9・0%で、将来の生活が良くなると考える人は合わせて48・6%と、悪くなると考える14・7%を大きく上回った。
文化体育観光部の担当者は「今回の調査は、生活の質向上を目指す政策立案と実行のため、文体部で初めて行われた」とし「毎年同じ項目で調査し、国民の要求を把握、政策に反映させていく計画」だとしている。 |