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最終更新日: 2018-09-20 00:00:00
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2018年06月20日 00:00
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合意文にCVIDへの意志なく
金正恩の罠にかかったトランプ

米朝首脳会談へのワシントンの失望

 世紀の会談と世界中が注目した米朝首脳会談が終わった。おそらく別途の裏面合意はあるだろうが、公開された合意文は米国が強調してきた当初の目標とはかけ離れて、「非核化」への具体的内容はなかった。
(金暎勲=本紙ワシントン論説委員)

金暎勲論説委員
 元々、会談の目的は「完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄(CVID)」だった。ところが、北側はCVIDについて一言も言及しなかった。合意文には漠然とした概念だけが列挙されていた。
これまで米国は、「韓半島の非核化」ではなく、「北韓の非核化」を強調してきた。CVIDをリビア式でやるとか、北韓の核と核施設を米国の核研究所があるテネシー州オークリッジへ搬出するとか、大幅に譲歩しても、「トランプ方式の解体」という柔軟な表現のCVIDを主張した。これに対し、平壌側は段階的非核化を主張した。
今回の合意文は、13年前(2005年)の9・19声明よりも後退した内容だ。英単語431語の稚拙な文書だ。米国は平壌側と板門店で議題を協商し、シンガポールの現地でも議題の調整を続けたが、結果は貧弱なものになったとしか言いようがない。
米国の朝野の反応は大半が否定的だ。共和党内からも批判と非難が噴出した。議会の懐疑的姿勢は、今後の米朝会談を大いに牽制する要因になると思われる。
今回のシンガポール会談は、金正恩の意のままに進められたようにも見える。トランプとの最終談判でも、北側の例の瀬戸際外交が奏功した。切迫していたのは北側だったのに、トランプ大統領は北韓に大きく譲歩したと見られる。一部では「北側に阿附した」との批判まで出ている。
肯定的な理解も必要かも知れない。「初めの一匙で腹を満たせるだろうか」という広い度量で今後の流れを見守るべきかもしれない。だが、順調に進むはずがない。トランプ大統領自身が言及した通り、1992年以降、北側との会談や合意は騙しと裏切りの連続だった。米民主党の政治家たちは、シンガポール会談の前に、「北側に騙されるな」と警告した。金正恩に会ったら、これまでのあらゆる違法行為を指摘し、教えろという注文だ。ところが、シンガポールでの会談は、むしろその悪癖を認定し、免罪符を与えた。迎合するような行動で、トランプ大統領の信頼は落ちた。
安全の保障とは元々、自国の責任で、他国が保障できるものではない。金正恩の安全をいかにして米国が保障できるだろうか。北韓は1954年以降、金日成の主導の下、核開発を始めた。核の完成を内外に宣言した2017年12月31日までの63年間、執念を持って核兵器体系を開発した。トランプ大統領は、「地球上から消えるべき体制」と、その体制の核を交換しようとした。
北韓は、世襲―一党独裁―首領体制という地球上唯一の体制だ。朝鮮民主主義人民共和国というが、民主主義体制でもなく人民のための体制でもなく、金氏王朝であるだけだ。
北の憲法63条の「朝鮮民主主義人民共和国で、公民の権利と義務は『一人は皆のため、皆は一人のため』という集団主義の原則に基づく」という条項がすべてを物語る。この条項の「集団主義」は元々、経済的に生産手段の効率的な運用方法として労働力の集団主義を指したものだ。これが独裁者に絶対服従の義務を意味することになった。こういう全体主義の下では、独裁統治、労働党一党統治、恐怖と監視、言論統制、宣伝扇動と学習、個人の自由否定、などの恐怖政治のみが存在する。
トランプ大統領は、シンガポール合意文で、あのような独裁体制を認め、国交もない北韓と対等に会談し、金正恩体制の安全を保障する約束をした。にもかかわらず、北韓の核を除去するという条項はなく、南北の「板門店宣言」(4月27日)を確認したのみで、米国の朝野からは、米国がまた北側に騙されているという焦りと失望感が広がっている。 
さらに憂慮すべき点は、金正恩は決して一人でないという事実だ。北韓は、中国の習近平、ロシアのプーチンをはじめ、反米の国々の庇護を受けている。伝統的に非同盟諸国やイスラム勢力からも支援を受けている。北韓は、彼らの支援を受けながら時間を稼ぎ、トランプ政府を焦らせ、トランプの任期が終わるのを待つだろう。「カネだけをもらう」経済支援と利益のみを取る可能性がある。北側は、歴史的事件ではなく、歴史的詐欺行為を当初から狙って、用意周到に対応してきたと見るべきだ。
韓国では、シンガポールでの米朝会談に対して、終戦宣言だの、北側の脅威は消え、間もなく平和が訪れるといった、蜃気楼のような漠然とした期待が溢れている。6月13日の全国同時地方選挙での与党の圧勝は、文在寅政権の足場を確固たるものにした。これは、韓国の親北左派の長期執権を可能にする。米国と北韓間の会談が継続する間、従北勢力は、自由大韓民国の建国理念をなくし、社会民主主義体制に転換し、北側との「低レベルの統一方案」、つまり「高麗連邦制での統一」を試みる可能性が非常に高くなりつつある。もはや赤化統一に陥るかも知れない。
北側は最近、偽装平和攻勢を強めながら「自由統一論(米国を排除)」と「朝鮮式社会主義」を強調している。これに惑わされれば韓国は、徐々に熱くなる水の中で溺れる蛙となる。はじめのうちは心地よく感じるが、結局は死ぬ。自由大韓民国を失ってはならないという自覚が肝要だ。トランプ大統領は、韓国の利益ではなく、自分の政治的成功を優先させているという事実を忘れてはならない。韓国人の運命は韓国人切り開かねばならない。

関連記事=http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=84672&thread=01r02

     http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=84709&thread=01r02

 

2018-06-20 3面
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