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2018年05月30日 00:00
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高麗青磁への情熱―140―

新案特許(11)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 「この八百円の出どころは、弁護士の三浦さんもご存知ですけれど、ほんとうに血のにじむ思いで用意しました」
このとき三浦弁護士が口を挟んだ。
「その金は他でもありません。中村さんが今の家を担保にして用立てたものです。所有主にその家を手渡して……」
中村の母親に、私は訊ねた。
「それなら、私がその金をもらって示談にすれば、これから住む家はどうするつもり?」
「道端に座り込んで暮らすにしても、特許法だけは免れたいということでございます」
 「そういうことなら、あなたの事情も切羽詰まっているということだ。しかし、私は当然の権利である特許法をもって京城地方法院に告訴状を出した。そして、被告が京城に呼び出されるのを待っていた。ところが、訴えた側の私が呼び出しを受けた。それに出頭しろという日も、今日だ。たった一日の余裕もない。これはあまりにも汚いやり方だ。もしも今日来られなくて明日来たなら欠席裁判にしてしまおうというつもりだったんだ。こんなやり方がどこにある」
そのとき三浦弁護士と岡田検事が同時に立ち上がり、「さっきも申し上げたとおり、それはなにかの手違いで、申し訳ないと言ったじゃないか」
「申し訳ない? 言葉は同じでも、この期に及んで、申し訳ないで済ませようというのかね?」
「ふと漏らした言葉に失言がありました。申し訳ありません」
「こんな目に遭って、朝鮮を発つときは腹が立ってしょうがなかった。どんな窮地に陥っても、今度のことだけはきっと解決してみせると決心してやってきた。ところが、あなたがたは朝鮮人と見て、あまりに侮辱が過ぎるのじゃないのかね。裁判をすると、負けた勝ったで互いに損だから示談にしろ、そう言ったね? 特許法に、負けた勝ったがどこにある。今晩の夜行で行けば、明日の朝には東京に着く。そしたらすぐに特許局へ行って特許審判を受けさえすれば、それでおしまいだ。被告は、自動的に親告罪に該当し五千円以下の罰金または五年以下の懲役を受けることになる。少なくとも三千円は出さねばならないし、また私への損害賠償は別途に払わねばならないのだから、八百円では話にならない。だから、解決のためには私が特許局に行ってこなければならない」
そう言って立ち上がると、中村の母親が私の手をつかんで離さない。
「旦那様に行かれるとどうなりましょう?」
「どうなるって、こうして言い争ってばかりいてもどうなる訳でもないし……。とにかく東京の特許局へ出向いてはっきりと決着をつけないことには、どうしようもないでしょう。あなたたちは、自分たちのやったことをきちんとわきまえもせず、ただ自分たちの事情ばかり先立てている」

2018-05-30 6面
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