ログイン 新規登録
最終更新日: 2018-08-15 00:00:00
Untitled Document
ホーム > ニュース > 文化
2018年05月03日 00:00
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
高麗青磁への情熱―138―

新案特許(九)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画


「遠いところからわざわざ、どうも相すみません」
三浦弁護士がまず挨拶をした。
「どういたしまして。三浦さんは内容証明を通して存じ上げていますが、初めてお会いします」
「お互い様ですよ。あ、そうそう、中村さん、京城から柳さんがいらっしゃったよ。挨拶をどうぞ」
中村が私の前に来た。
「中村と言います。私のせいで損害が大きかったとのこと、ほんとうに申し訳ありません」
「いや、申し訳ないなんて。ただ損害さえ弁償していただければそれでいいんですから」
「損害額はどのくらいになりますか?」
「八千円です」
「八千円?」
 中村はひどく驚いた表情を見せた。
「それほど驚くこともない。被告が精いっぱいのところ、いくら出そうと言えばよろしい」
岡田検事の言葉だった。そう言われて、中村と三浦弁護士は怖い顔つきをしてヒソヒソ話を交わした。三浦弁護士が口を開いた。
「この人の経済状態では、八百円しか出せないと言っています」
「八百円? 損害額の一〇分の一だけ出すということですな。そんなにまでケチるなら、私は法廷で闘います。岡田検事さん、起訴して下さい」
「柳さんが起訴してくれと言うなら、しますよ。しかし、裁判というのはそう生易しいものじゃない。負けた、勝ったといっているうちに時間ばかり食ってお互いに損をする。だから、そこは穏当に解決してしまいましょう」
「しかし、八百円というのだから、話になりませんよ」
「その人の実力でそれくらいにしかならないのなら、仕方がないだろう」
私が反論しようとすると、三浦弁護士が口を挟んだ。
「昼の時間にもなりましたし、めしでも一緒にしながら話し合いませんか」
「私は遠慮します」
「まあ、そうおっしゃらずに一緒にしましょう。昼食代は中村さんが持つと言っておるんで……」
岡田検事もあちらに付いていた。彼らの頼みをそれ以上断りきれなくて、従うことにした。いろいろな料理が出されたが、私は食事などはほどほどにしてまた検事局に戻った。
「さあ、結着をつけることにしましょう。食事中にも言いましたが、八百円以上はとうてい出せないと言うから、その線で手を打ってはどうかね?」
三浦弁護士が提案した。
「その額で収まるのなら何も告訴などしなかったよ。八千円の一〇分の一では、どだい話にもならないですよ。こうして言い合っていても解決は難しいようですから、法律どおりにやりましょう」

2018-05-03 6面
뉴스스크랩하기
文化セクション一覧へ
社会主義への体制変更のため 安保と経...
朴槿恵大統領弾劾の「嘘と真実」
猛暑乗り切る カンタン家庭料理~食欲...
ヨンジョンの 毎日眞味<7> クラゲ...
今週の人言(ひとこと)
ブログ記事
「民和協」代表常任議長・金弘傑は労働党の対日工作の手先!
機務司令部の解体は南労党の末裔たちによる大韓民国建国70周年への報復
自由体制守護のため国民抵抗運動を宣布する!-NPKの声明
「心」の問題
自由市場経済と社会主義経済の差(李炳泰KAIST教授)
自由統一
北韓・平壌近郊で核施設稼働か
北韓の交渉のカードとなった「米軍兵士...
集団脱北した従業員の送還を示唆か
金正恩体制でのCVIDは不可能
【韓国語版】미리 가본 4.27남...


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社概要 会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません