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最終更新日: 2018-10-11 00:00:00
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2018年04月25日 00:00
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高麗青磁への情熱―137―

新案特許(八)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 「法廷で殴ったり、殴られたりすることなどあってはならん」
「だから殴られないようにしたんです」
「いったい、どうしたというのだ?」
「私よりもあの福田検事に聞いて下さい」
検事長は福田検事と何やら言葉を交わした。彼は再び私のところに近づいてきて、訊いた。
「事件のことはわかった。ここでなぜ喧嘩をしたのか?」
 私は事の次第をありのままに話した。じっと聞いていた検事長は肯いた。
「よくわかった。ちゃんと処理してあげるから、今日のところはもう帰りなさい」
そんなことがあってから、一〇日後にまた呼び出しがあった。今度は大阪地方裁判所の岡田検事の名義だった。今月一八日正午までに出頭するようにという命令である。
呼出し状を受けて、抑えていた怒りがますます頭をもたげてきた。悪い奴らだ。原告が京城で告訴したのだから被告を京城に呼んで当たり前なのに、反対に原告を大阪に呼び出すとは。
しかし、行かないわけにもいかない。彼らは同じ日本人のよしみで、何とか原告を大阪に呼びつけ、強制的にうやむやにしてしまおうという心づもりだろうと思った。それもそうだが、時間のゆとりもなかった。呼出し日に出頭しないと欠席裁判を受けるかもしれないので、結局それに背くわけにもいかなかった。
すでに一六日だ。夜一〇時二〇分の特急列車に乗った。次の日の朝、釜山に着くと同時に連絡船に乗った。下関に下り立ったのは一七日夕方頃だった。私は疲れた体で、特急つばめに乗り、一八日朝一〇時ごろ大阪に着いた。口からは自然に不満の愚痴が出た。
私は指定の時間に、大阪地方裁判所に岡田検事を訪ねた。彼は呼出し状を眺めながら訊いた。
「あなたが柳さんかね?」
「はい、そうです」
「遠くから呼び出して済まない。しかし、書類が来たもんで仕方なく呼びました」
「とにかく早く処理していただきたい」
「この事件は裁判より示談のほうがずっと早くて便利だと思うのだが、ご意向はいかがかな?」
「とにかく損害賠償さえしてもらえれば、それでいいんです」
「賠償はどれくらいを請求なさるのかね?」
「八千円でございます」
「八千円? とにかく被告と会って結着をつけるようにしましょう」
別の部屋では、被告の中村平と訴訟代理人の三浦弁護士が待機しているようだった。
その間、私は何とか気を落ち着かせようとしたが、思うようにならず、そわそわしていた。

2018-04-25 6面
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