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最終更新日: 2018-10-11 00:00:00
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2018年04月25日 00:00
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東京測地系→世界測地系 海外に後れとる日本のデジタル産業
アナログ発想からの脱却急務

 日本語の「理屈っぽい」という言葉は、良い意味として取られないが、アメリカの学問では、「もっともな論理」である理屈を大事にする。デジタルは論理や理屈の世界である。アメリカがデジタル分野に強みを発揮するのには、キリスト教と実用主義の思想とも大きくかかわっている。キリスト教はデジタル属性を帯びる宗教でもある。0と1という断続のデジタル世界は、創造主と被造物、善と悪、正義と不義などの二分法的な思考と折り合う。
日本は、「互いにつながっている」というアナログ式の思考に慣れている。災害や危機状況が起こるたび、誰かと何かに取り組むとき、連帯感や絆を前面に打ち出す。そのような相互関連性の考え方は、白黒をはっきり区別しようとするよりも、白と黒は灰色でつながっている、という「灰色論法」や「曖昧性」に直結する。産業面から言うと、日本の風土は、機械・装備などアナログの継続性産業に馴染みやすく、デジタルの断続性産業に馴染みにくい。
ソニーは1979年、音楽プレーヤーのウォークマンを発明した。ウォークマンが一世を風靡してからしばらくは、ソニーの全盛期と言える時期である。その勢いで、「It’s a sony!(それはソニーだよ!)」という宣伝文句を打ち出し、自信に満ちていた。シャープも「Made in Kameyama.(亀山生産)」を武器に、独歩の会社として君臨しようとした。
バブル経済がはじけた後、本格デジタル時代が到来するや、ソニーのウォークマンに軋みが出始め、アップル社のアイポッドに惨敗した。アイポッドは、初め音響機器から出発し、その後アイパッド、アイフォンといった「アイ・シリーズ」に発展した。このように、アイパッドが他者受容性(開放性)の融合機器に拡張した半面、ウォークマンは音源の録音・再生を充実した自己完結性(閉鎖性)の音響機器に止まっていた。
ある人は、「ウォークマンを開発したソニーが、どうしてアイポッドのような機器を世の中に出せなかったのか」と嘆くかも知れない。注意すべきは、ウォークマンとアイポッドは質的にまったく異なる製品であることだ。ウォークマンの中身はテープ・レコーダを駆動するための部品がぎっしり詰まったアナログ工場の縮図だ。それに対し、アイポッドは集積回路(ICチップ)のいくつかの塊(モジュール)が入っているデジタル機器だ。発展のスピードからすると、日本メーカーは、1、2、3、4、5…のように自然数的な発想で臨んだが、デジタル世界は、1、2、4、8、16…のように2の自乗の速さで進んできた。応用技術に優れる日本企業は今後、デジタルの速い足取りに、どのように向き合っていくかが問われている。
自社の中に閉鎖的に一連の部門を閉じ込め、その中で完結しようとしたシャープは2016年、台湾の鴻海精密工業に買収された。アナログ体質の日本メーカーは、インターネットという開放空間のデジタル世界を操る海外の企業に敵わなかった。「借りられる技術は借りよう」としたサムスンのスピード経営にも追い抜かれた。
12年2月当時、記憶媒体の半導体最大手だったエルピーダ社が倒産した。そのときマスコミは、「サムスン電子・ハイニックスなど韓国企業の完勝」という見出しで特筆大書した。サムスン電子の営業利益は年々増加し、18年第1四半期には1・6兆円と史上最大値を更新した。
意思決定の速度や進行の遅いことが、日本のデジタル産業が負けた要因の一つだが、根本的な理由は周辺環境にある。ある個人や個別企業が優れたデジタル発想の持ち主であっても、周りの考え方はそのデジタル発想を後押しする環境ではない。アナログ発想をもってデジタル分野に対応しようとする考え方が、グローバル競争への妨げとなり、日本のデジタル産業を負け組にする主因と言える。
(横浜市立大学国際総合科学部教授/ソウル大学経済研究所客員研究員 鞠重鎬)

2018-04-25 2面
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