ログイン 新規登録
最終更新日: 2018-04-19 09:58:02
Untitled Document
ホーム > ニュース > 文化
2018年04月11日 01:05
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
高麗青磁への情熱―135―

新案特許(六)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 これで証拠は充分である。もう告訴して恨みを晴らして当然だと思った。もちろん、これは普通の弁護士ではだめである。弁護士であって特許専門の弁理士の資格をもつものが担当すべきである。当時、弁護士で同時に特許弁理士の業務を兼ねていたのは、二人しかいなかった。一人は日本人の高橋長之助、もう一人は朝鮮人の李某であった。
この事件は相手が日本人であるだけに、弁護士も日本人の方が有利だろうと思い、高橋を訪ねた。私は手付金として五〇円を払い、できるだけ早く解決してくれるよう頼んだ。しかし一〇日余り待っても、何の返事もない。それで高橋を訪れて問うた。
「できるだけ早く裁判にかけると言っていたのに、一〇日以上経っても何の音さたもないのは、どうしたんですか?」
「大変申し訳ありません。いくら考えても、この事件に私が関わるわけにはいきません。それは、裁判で勝訴しても、日本人が朝鮮人の側についたと悪評を買うことになりますので……」
 そういう訳だったのだ。私は手付金と書類を返してもらい、今度は李某を訪ねた。
またもや一〇日過ぎても何の連絡もない。じっとしていられなくて、彼のところへ再び行った。
「誠に申し訳ありません。特許手続きはしましたが、この種の裁判はやったことがないので、やりようがありません」
私は怒り心頭に発した。
「何ですって? こんな裁判をやったことがないだと? 日本人になりさがってしまい出来ないというのかね? ただの日本人でなく日本の貴族であろうとも、相手が不利、こちらが遥かに有利であるというのに、それでも恐ろしくて出来ないというのだから。さ、手付金と書類を返しなさい」
私は手付金と書類を受け取った。しかし到底、そのままその場を去る気になれなかった。
「ところで、特許弁理士の看板をかけていながら仕事が出来ないというのなら、その看板は必要ないでしょう。むしろ、田んぼの真ん中にでも立てかけて案山子の代わりにすれば、鳥も避けてその田んぼの収穫も上がるのでは? 特許弁理士の看板をかかげながら裁判ができないとすると、そりゃ出鱈目な弁理士じゃないのかね?」
「何だと?」
彼も怒ったようにかかってきた。彼は足が不自由なのか、片足を引いていた。
「あんたがかかってこれるのかね?」
互いの語気が荒くなり、それを聞きつけた事務員たちが飛んできて間に入った。
家に帰ってよくよく考えてみると、腹が立って我慢ならなかった。当然の権利を持ちながら、相手が日本人だというだけで告訴もできないなど、ありえないことだ。たとえどこへゆこうとも必ず告訴して復讐してみせると、固く決心した。

2018-04-11 6面
뉴스스크랩하기
文化セクション一覧へ
民団地方本部 三機関長など改選
★★新連載★★ ヨンジョンの 毎日眞...
文政権の改憲案 社会主義への変革を狙う改憲
在日系高校 大学合格率の高さに注目
各民団で委員会と大会開催
ブログ記事
「世間」とは誰か
経済の「理論」と現実
国連、北韓関連船舶27隻、企業21社、企業人1人を追加制裁
トランプはうまくいかなかったら席を蹴ろ!
‘金大中の妻のための法’
自由統一
미리 가본 4.27남북정상회담 현장
【韓国語版】쉴 새 없는 중국의 탈...
金正恩・習近平会談後 増加する脱北者...
平壌では韓国芸術団公演
南北首脳会談 今月27日に開催


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社概要 会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません