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最終更新日: 2018-06-21 06:44:48
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2018年02月21日 00:00
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高麗青磁への情熱―128―

苦心の末の成果(四)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 高麗青磁の極みは翡色(秘色)だが、この色を出すのはなかなか厄介だった。釉薬のせいで作品を台なしにするわけにいかない。とはいえ、すぐ釉薬が出来あがるわけでもない。考えあぐねた末、ふと頭に浮かんだのは鉄青磁だった。京都の釉薬よりもはるかにいいと思ったからだ。
翌日、千恵子に柞灰と紅柄を買いに行かせた。私は今まで使っていた釉薬を乾かし、それに柞灰を一・五キロ、紅柄一二二グラムを混ぜた。そして熱度を変えるために、硅石を加え、粉末機でまた粉にした。そして鉄分の入った釉薬をついに完成させた。
私は細心の注意を払って作品に釉薬を施した後、焼成をした。窯から出てきた作品六個のうち二個は他の壺とぶつかって壊れていたが、残りの四個はうまくいった。彫刻もよくできていたし、色彩も高麗青磁の色によく似ていた。
「作品が仕上がったので、もうお国へお帰りになりますか?」
鈴木が尋ねた。
「はい。私の仕事はすべて終わりましたので、帰ろうと思っています」
「では、いつごろ発たれますか?」
「今晩の汽車でも……」
決心はすでに固まっていた。私は夜汽車の時間に合わせ、慌ただしく鈴木兄妹とともに駅に向かった。山本も見送りにきていた。われわれは待合室に入った。
「両家のお世話にばかりなったこんな私のために、わざわざ見送りにきて下さって、ほんとうに感謝します」
「気をつけて行きたまえ。精進して研究を実らせたまえ。われわれは君の健康と成功を祈っているよ」
「どうもありがとうございます。私の将来を思ってこれほどまでも励まして下さり、ほんとうに何とお礼を申し上げて良いのかわかりません」
われわれ一行は下関に到着するまでの間、一睡もせずに別れを惜しみながらあれやこれや、これまでの積もる話を交わした。
翌朝、乗船手続きを済ませ、連絡船は汽笛を鳴らしながらゆっくりと動き出した。しだいに港が遠のいてゆく。埠頭では千恵子と京子がそれぞれ、兄と父の胸に顔を埋めていた。
私は、彼らをとても最後まで見ることができなかった。胸の中にこみ上げてくるものがあり、われ知らず目を閉じてしまった。
日本から帰って数日してから、私は崔鎭煥君に会いに行った。彼は一生懸命何かを作っていたのか、私が来たのも気づいていないようだった。
私が彼の工房に入ると、彼は手にしていた金槌を置いて私を迎えた。

2018-02-21 6面
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