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最終更新日: 2018-12-12 00:00:00
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2018年01月01日 00:00
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W杯 「太極戦士」の誇りかけ ロシアの地でいざ決戦

 6月15日(日本時間。以下同)に開幕するサッカーワールドカップ・ロシア大会。9大会連続10回目の出場となる韓国は、ドイツ、メキシコ、スウェーデンとグループステージを戦うことが決まった。A組からH組までの8グループの中でも、とりわけ強豪国がそろった「死の組」だ。国内では悲観論が主流となり、海外のメディアも韓国をグループ最下位と予測する中、対戦国の注目選手や、韓国チームの勝機などを探る。

 昨年12月2日に行われた組み合わせ抽選会で、韓国は最後から2番目にくじを引いた。前回大会優勝国でFIFAランキング1位(抽選当時)のドイツ、同16位で決勝トーナメント常連の強豪メキシコ、同18位で欧州予選ではオランダより上位につけプレーオフでイタリアを破り本大会に駒を進めたスウェーデン。この3チームがすでに確定していたF組だけは避けたかったところだが、ランク62位の韓国は”猛獣”が爪を研ぐF組に放り込まれた。
なお、最後にくじを引いた日本の関係者は、韓国の結果を見て胸をなでおろしたに違いない。日本と同じH組に入ったのはポーランド、コロンビア、セネガル。いずれもFIFAランキングで日本よりも上位につけるが、少なくとも韓国よりは恵まれた対戦相手となった。アジア予選を含め、最近は不安定な戦いぶりが目立つ日本だが、2010年の南アフリカ大会以来、3度目の決勝トーナメント進出の可能性は、決して小さくない。
盤石とはいえない勝ち方ながら、最後はグループ1位でアジア予選を勝ち抜いた日本に対し、韓国は最終戦の結果次第ではプレーオフにさえ進めないという薄氷の戦いを強いられた。特に目立ったのが守備のほころびだ。予選では10試合で11得点を決めた一方、10失点を喫した。相手の攻撃に浮き足立ち、簡単に陣形を崩されてゴールを割られるシーンが散見された。
かつては強靭な精神力を恐れられてきた韓国だが、英マンチェスター・ユナイテッドで活躍した朴智星の引退後はチームの精神的な支柱が不在。エースはいてもキャプテンシーを発揮できる選手がいないのが、今の韓国のもろさにつながっている。伝統のハードワークを本番で発揮することができれば、光明は見えてくる。

【スウェーデン】必ず期す初戦の難敵

 どの国も重視する初戦。韓国の対戦相手はスウェーデンだ。長年エースとして君臨したイブラヒモビッチが代表を引退したとはいえ、世代交代に成功し、欧州予選ではプレーオフで強豪イタリアを退けた。
守備面では、体格の優位のみならず、組織としてもまとまっており、相手を封じ込める力がある。攻撃陣は、20代中盤から30代前半の脂がのった選手が多い。攻撃のタクトを振るうのは、ドイツリーグ屈指のゲームメーカー・フォルスベリ。韓国は昨年のブンデスリーガ(独リーグ)アシスト王を止め、ゴールをこじ開けることができるか。
なお、韓国が過去に決勝トーナメント進出を決めたのは、ベスト4に入った02年韓日大会と、10年の南アフリカ大会のみ。この2大会とも、初戦を勝利で飾っている。初戦に勝った06年のドイツ大会ではグループステージで敗退したものの、勝ち点3を得るのがいかに重要か、十分心得ているはずだ。とにかく初戦ですべてを出し切るつもりで走り勝つことが、韓国には求められる。

【メキシコ】ベスト16の常連

 2戦目で待ち受けるのは、メキシコだ。「試合巧者」という言葉がこれほどしっくりくる難敵はいまい。7大会連続でW杯に出場し、直近の6大会ではいずれもベスト16に入っている。今大会も、韓国戦では確実に勝ち点3を狙ってくるだろう。
体格は韓国代表と同じくらいだが、当たりには強い。個人技にも長けている。不用意に相手の懐に飛び込めば、かわされるリスクもあり、韓国守備陣は手を焼きそうだ。
新興国の台頭が著しいW杯北中米カリブ海地区予選では、3試合を残して本大会出場を決めた。最終予選10試合で得点16、失点9と攻守にバランスがいい。メキシコ代表の通算得点記録を更新中のハビエル・エルナンデスは、一人でも相手守備陣を切り裂く能力を持つ29歳。メキシコ代表をベスト8以上に押し上げるべく、容赦なく韓国に襲いかかるだろう。
第2戦終了時で少なくとも1勝1分けの勝ち点4を確保しておくことが、韓国代表に課せられたミッションだ。

【ドイツ】盤石の世界王者

 グループステージ最終戦は、優勝候補の筆頭、ドイツだ。世界ランク1位。どのポジションにも世界最高クラスの選手をそろえ、選手層も随一の厚さを誇る。守備のブロックを崩すことは困難で、攻撃に転じれば圧倒的な破壊力を持つ。指揮を執るレーブ氏は、監督となって12年。円熟味を増した王者は往々にして衰退するものだが、チーム強化と並行して世代交代にも抜かりがない。
昨年ロシアで行われた「コンフェデレーションズカップ2017」では、順当に勝ち上がって優勝を決めた。コンフェデ杯は、W杯の前哨戦ともいわれる。W杯と同時期に、現地で試合経験を積めたことは、ドイツにとってより一層のアドバンテージになるだろう。なお、ドイツはコンフェデ杯に北中米カリブ地域の代表として出場したメキシコとも対戦しており、4‐1で退けている。
韓国は最終戦を前に、最低でも1勝1分けで臨みたいところだ。主導権を握られる時間帯が多くなるのは必定。そこを耐えて少ない反撃の機会を逃さなければ、ジャイアント・キリングの可能性は見えてくる。

2018-01-01 15面
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