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2017年12月01日 00:00
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人と今 白佳世子さん(大阪・堺市立日置荘小学校教諭)
同じ悩みもつ在日子弟のために

互いに理解深める教育を
 外国にルーツを持つ児童らの国際理解のための教育を推進する、ワールドハッキョの先頭に立つ白佳世子さんは、大阪市西成区で生まれ育った。西成区は、民族教育の中心ともいうべき地だったが、白さんは子どものころ、通名で日本の学校に通った。大学生になり韓国人であることを隠していることに疑問を感じ、自己のアイデンティティーについて考えるようになった。
「私と同じような悩みを持っているはずの在日子弟のために、何かをしたい。それが教育者になる動機だった」
大阪教育大学を卒業後、1984年に婦人会大阪本部が行う本国留学生募集を知り、応募した。自分の国のことを知りたい、という気持ちからだった。日本ではいつもアウトサイダー的な感覚だったが、本国では同じ韓国人として歓迎してくれるはずだと、留学に胸を躍らせた。
「本国での生活は期待を裏切るものだった。韓国人なのになぜ韓国語がしゃべれないのかと言われ、腹立たしさよりも悲しくなった。在日は、本国の韓国人でもなく、日本人でもなく、独自の存在だとはっきり自覚した」
自費で本国留学をやり直し、韓国外国語大学大学院日本語科で学んだ。日本の学校で学ぶ在日子弟のために何かしたいというのが原点だったから、堺市内にある小学校で教鞭を執り、現在に至る。
「多様なルーツを持つ子どもたちが差別されず、自らのルーツに誇りを持ち、対等な関係が築ける、国際理解のための教育に力を注ぎたい」

2017-12-01 5面
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