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2017年11月01日 00:00
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高麗青磁への情熱―116―

千恵子と私(三)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 一行が事務室に入ると、仕事中の職員たちがいっせいに立ち上がり挨拶した。
彼らに挨拶を返していると、鈴木が別の事務室の戸を開けて入ってきた。
「柳さん、申し訳ないけど急な用で上原さんが出かけることになってしましました。今日の案内は千恵子にやらせますので、どうぞ一緒に回ってください」
彼は千恵子の方を振り向いて言った。
 「千恵子、柳さんを失礼のないようにご案内して差し上げなさい」
私は彼女の後に従いて歩いた。最初に見たところは、大きな石をクラッシャーに入れて砕き、先ず大雑把に仕分けし、さらに粉末機に入れる作業場だった。ここから出てくる土と石の粉は大きなタンクの上の器に入れ、それからプレスで搾り、それを再び捏ね、轆轤室へ配給する作業が一貫して行われていた。
轆轤室には、数十台の轆轤が並んでいた。ここで大小各種の皿が作られて、それから他の場所に運ばれていた。また、数十個の窯があったが、それらはみな素焼窯だった。製品が運ばれて窯に入ると、一方では火を付け、他方では焼かれた製品がそのまま引き出されていた。さらに別の作業場では数十名のまだ幼い女工たちがはたきで埃を払い画工部に移していた。男女の画工が様々な絵を描くと、次に釉薬部に移す。そこで釉薬を塗って、また窯に入れていた。最後に、窯に製品を積み重ね、火をくべ、そして完成品を選び出す作業へと、流れるように絶え間なく続いていた。
最後に窯から製品が出てくると、その等級を定め、等級に従い包装された。こうして生産された製品は、横浜に輸送され、そこから海外に輸出されるのだという。
これらすべての作業の過程を見て、私は朝鮮の陶器工場との差に驚かざるを得なかった。私はただただ感嘆の言葉を吐くばかりだった。
工場の片隅に広い運動場があった。そこには、テニスコートと野球場があり、暇な時そこで休憩を楽しむ職人たちの姿も見受けられた。また、鉄棒もいくつか見えた。昔取った杵柄で、やってみようと思い上衣を脱ぐと、千恵子が服を受け取って言った。
「あら、柳さんは鉄棒をなさるんですか?」
私は難なくやってのけ、鉄棒から降り立った。いつのまに来たのか、鈴木と上原が近寄って言った。
「柳さんの鉄棒の腕前はたいしたものですね。青臭い学生なんぞの鉄棒くらい問題じゃあありませんな」
「どういたしまして。うまくはありませんが、鉄棒を見るとすぐにやりたくなる性分で……」
「今日は、私が急にご案内できなくなり、ほんとうにすみませんでした」

2017-11-01 6面
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