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2017年10月18日 00:00
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高麗青磁への情熱―114―

千恵子と私(一)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 日本に来てすでに一五日経っていた。鈴木とともに東京から一週間ぶりに戻った、その翌日のことである。その日は朝から家中が騒がしく、応接室には人が何人か集まっていたようである。私は鈴木の案内で応接室に入った。
応接室の中央にはいくつかのテーブルがあって、それらを挟んで左右に椅子が四〇あまり置かれていた。正面に椅子が三つ置いてあったが、その椅子の前のテーブルには、名札が三つ並んでいた。真ん中の名札が私のもので、左右にそれぞれ鈴木と千恵子が座るようになっていた。私は鈴木に導かれるままに、真ん中の席に座った。テーブルの一方には職員一同が着席し、その向かい側には京都の名妓らがずらりと位置を占めていた。座席が整うと、鈴木が私のことを紹介した。
 「皆さん、去年から話していた京城の柳さんが少し前にここへいらっしゃいました。皆さんへのご挨拶が少し遅れましたが、いろいろと事情もありましたし、また柳さんもお疲れのようでしたので、こうして遅れたわけです。この点を何とぞよろしく了解くださるようお願い致します」
座中は拍手で私を歓迎した。次に私が立ち上がった。
「皆さん、ただいま鈴木さんからご紹介あずかりました、京城から参りました柳根瀅です」
もう一度拍手が大きく轟いた。鈴木がまた立ち上がった。
「柳さんがいちいち皆さんのところへ回って挨拶しますと、お互いに不便な点も多かろうと思いますので、一人ひとり自分の席から自己紹介してくださるよう願います」
すると皆、順番に立って自己紹介し、終わると芸妓たちが立って酒をついで回った。鈴木の音頭で皆、杯を高く掲げた。
「柳さんは今日この場を盛り立ててくださり、まことに感謝の言葉もありません。柳さんの健康と幸福、さらに成功を祝して乾杯しましょう」
一同は酒を飲んだ。瞬間、彼らの視線が私に集中した。私は突然のことで何ら準備もなかったので、言葉はもちろんのこと胸まで詰まる思いで、まったく困ってしまった。しかし、だからといって莫迦みたいにじっと座ってばかりもおられない。何でもいいからひと言言わねばと思い、私は立ち上がった。
「皆さん、ありがとうございます。私は偶然、上原さんに従いてやって来たのですが、鈴木さんのご厚意により名勝遺跡を見て回り、今日も今日で、このような光栄な集まりを催してくださって、何と感謝の言葉を述べていいやらわかりません。鈴木さんと職員の皆さんの健康と繁栄、そして幸福を祈るものです。簡単ながらこれにてお礼の言葉に代えたいと思います。ほんとうにありがとうございます」

2017-10-18 6面
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