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2017年08月30日 20:19
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編集余話

 今年も日本各地で、民団主催の8・15式典が開かれた。毎年行われる式典である。式次第はそれほど変わらない。変わるとすれば、団長や来賓のあいさつの内容である。今年は、大統領の記念辞が一つの関心事になった▼小欄が参加した式典では、懸念していた以上に違和感を覚える内容が読み上げられた。冒頭で「ロウソク革命」に言及したこと、1945年ではなく、1919年の大韓民国臨時政府樹立を建国と捉える歴史観など、文在寅大統領の考えが端的に表れていた▼対日関係に言及した部分では、「過去の歴史問題が韓日関係の未来志向的な発展の足かせとなり続けるのは望ましくない」と、歴史認識がネックであることを強調した。未来志向とは謳っているが、そのためには歴史問題の決着が先に立つべきだという▼このフレーズは、韓日関係の改善・発展を望む在日韓国人にとって「またか」と思わせるものになっただろう。文大統領はさらに、懸案となっている従軍慰安婦合意についても「被害者の名誉回復と補償、真相究明と再発防止の約束」が原則だと述べた▼この原則は、確かに重要である。そのとおりになればいいと多くの人が思うに違いない。しかし、両国間の合意の履行とは別問題だ。合意内容に従って、当該の慰安婦像を撤去するのが筋だろう▼「韓日合意の誠実な履行」を求める民団からは、大統領の発言に対して反対の声は上がっていない。慶祝の場となるはずの式典は、在日韓国人に憂鬱な思いを残して終わった。

2017-08-30 1面
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