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2017年08月15日 00:00
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高麗青磁への情熱―106―

青磁研究の成功(五)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 ベトベトの土は粘りがあって焼きものを作るのに適していた。私は職人に小さな花瓶を二個作らせた。その花瓶に鶴と雲を彫り象嵌を入れ、きれいに仕上げた。さらに、この村で使っているいろいろな釉薬を使って焼いてみた。
いつものことながら、窯にくべた後は大いなる期待を抱き、今度こそはと念じつつ、一方では苛々しながら焼きあがるのを待つのである。その間の息苦しさと期待感はなんとも言いがたい。今日は窯から出来上がりを引き出そうと、朝早くから起きて待機していた。今度の出来はどうだろうかと胸を焦がし、まるでわが子が産まれるのを待つ母親の心情そのものだった。
「おい皆、柳さんの作品はどの窯だ?」
春培氏がやって来て尋ねる。
「三番目の窯です」
「そうか。じゃあ、引き出すときは柳さんの作品が最初だぞ。柳さんも心配しているけれど、私も同じ気持ちだ。高麗青磁を復活させようと十年間努力してきた柳さんも嬉しいだろうが、私やすべての朝鮮人もまた同じ気持ちなんだ。なにより先ず、今度のがうまくいかなきゃ」
信培氏が私の作品を手にして出てきた。
「ヒョンニム(兄さん)、柳さんの作品をごらんよ。実によく出来てますよ」
「どれどれ」
春培氏が先に手で受け取った。
「柳さん、ごらんよ。一緒に見よう。薄くきれいな青、それにこの雲鶴の彩りの鮮やかなこと、実に美しい」
皆の視線が高麗青磁に注がれていた。彼らは異口同音に口から唾を飛ばしながら感嘆の言葉を吐いた。その様子を見守る私の喜びは名状しがたいものであった。目にはいつしか涙が浮かんでいた。
しかしその喜びもつかの間だった。花瓶はビシッという音とともに、亀裂が入って割れ、落ちてしまった。
集まっていた人びとの顔には、失望の色が歴然と表れた。一瞬沈黙だけが流れた。
「これはどうしたことだ」
春培氏が沈黙を破った。
「うちの工場で数十年間磁器を焼いてきたけれど、こんなことは初めてだ。これは他人事ではないぞ。実に残念だ。私の心がこんなに痛むんだから、柳さんはどんなに辛いことか……。しかし、こうなってしまったんだ。あまりがっかりするな」
「これはまだ私の真心が足りず、研究熱が不足なせいです」
「ともかくあまり失望するな。こんなに広い気持ちの余裕があったからこそ、十年もの間、すこしも落胆しないで絶えず精進してきたんだ。柳さんのその真心は必ず天に通じて、成功するにきまっている」
「でも平坦な道ばかりじゃありません。あらゆる試練を乗り越えないと。これもすべて、私の経験ですからね。こんな試練も、もう四度目になります」

2017-08-15 17面
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