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2017年07月12日 16:56
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大統領の国憲びん乱 
「太陽政策」への回帰

 文在寅大統領は6日(現地時間)、ベルリンで行われた独ケルバー財団の招請演説で、「北の崩壊を望まず、人為的な統一を追求せず、北韓体制の安全を保障する韓半島非核化を追求する」と述べた。平和を最優先し、段階的・包括的接近を宣言したのだが、この発言は統一を命じている憲法に正面から違背する。奴隷状態の北韓住民を見棄て、同盟関係など眼中にないといった内容だ。

「人為的統一推進せず」

 文大統領は、冒頭から金大中元大統領の2000年の「ベルリン宣言」を切り出し、金大中と盧武鉉政権の路線継承を宣言した。すでに歴史的に副作用ばかりが確認された、対北無条件支援に戻る提案だ。平壌側の全体主義封建体制への屈服である。
文大統領は、平和の追求が最重要であるとし、その最良の方法は「6・15共同宣言」と「10・4宣言」に立ち返ることだと訴えた。
文大統領の演説は、憲法第4条だけでなく、大統領の職務を規定する憲法66条と69条にも違反している。韓国憲法の第4条は「大韓民国は、統一を指向し、自由民主的基本秩序に立脚した平和的統一政策を樹立し、これを推進する」と統一を命令している。
大統領による憲法破棄の妄言は続く。
「私はこの場で明確にお話しします。私たちは北韓の崩壊を望まず、いかなる形態の吸収統一も推進しません。私たちは人為的な統一を追求することもしません」
「新韓半島平和ビジョン」と銘打たれた文大統領のこの演説は、金正恩が米国に届くICBMの試射を成功させた2日後に行われた。金正恩の暴走を抑えるため国際社会が圧迫を強化している中で、それに逆行する内容だ。
文大統領はさらに、韓半島の非核化追求に言及した際、「北韓体制の安全を保障する」と付け加えた。韓国の保守派は壊滅すべき「積弊」と宣言した文政権が、金正恩は抱擁と安全保障の対象と宣言するのは、仮想現実での安保認識といってよく、奴隷状態の北韓住民を見棄てると宣言したも同然だ。
文大統領は演説の最後に、「離散家族の再会」、「平昌五輪への北韓選手団参加」、「7月中に敵対行為の中断」、「南北対話の再開」を注文した。文大統領のこの演説は、韓米同盟や韓日米の安保体制からの離脱を意味する。同盟国の米国はもちろん、日本としても信じがたい内容だ。憲法も無視する文大統領を日米は信頼するだろうか。

2017-07-12 1面
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