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最終更新日: 2017-11-22 00:00:00
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2017年07月06日 03:43
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韓国史を彩る王たちの物語63 ― 百済16代 辰斯王1
百済と倭国の交流盛ん

 先月号で韓国の歴代王朝が自然災害や地震などで大きな被害をうけていたと短く触れたが、その被害によって王朝が滅んだという記録は見当たらない。
ところが、文在寅韓国大統領は6月19日、地震を想定して韓国原発第1号を永久停止すると発表した。
「私たちはこれまで大韓民国は地震から安全な国だと信じてきました。しかし、もはや大韓民国が地震安全地帯ではないことを認めなければなりません」
地震が起こることを大統領が認めざるを得ない環境にあり、それは歴史を注意深く紐解とけば誰にでもわかることなのだが、これまでは関心が薄かったのである。「韓国は原発がもっとも密集した国になってしまった」ことを自覚して対応して欲しい。
近仇首王の跡を継いだのは、次男の第16代辰斯王である。剛勇で聡明かつ知略に富み、自然草木にも造詣が深く、池を掘って山を作り、珍しい禽獣を飼い、草木を植えて楽しむ風流人でもあった。しかし、その才能は開くことなく、392年に高句麗の広開土王が4万の兵を率いて百済の北部に侵攻してきたが防ぎきれず多くの城や部落を失った。『古事記』の応神天皇のくだりに百済や新羅などから匠・技術者が渡来し、百済の池や新羅の池を作ったと記されている。
辰斯王の跡を継いだ甥の阿シン王が枕流王の長子として生まれたとき、夜陰に「神秘な光が射し辺りを照らした。成長するにしたがって剛気はさらに強く鷹狩りや騎馬を好んだ(三国史記)」。阿シンは父の枕流王が亡くなったとき年齢が幼かったので叔父の辰斯が跡を継いだが、在位7年で亡くなり、392年に王位を継いだ。王は高句麗に奪われた領土を取り戻すため数度にわたり進撃したが、広開土王に阻まれる。広開土王は高句麗の中興の祖と言われるように、国勢は目に見えて拡大し、百済は日照りに見舞われるなど国力を伸ばすことが出来なかった。
そういう環境にあった百済は402年倭国(日本)に使者を遣わして大きい珠を求め、翌年倭国からの使者を厚遇し、第18代腆支王のとき倭国から使臣が遣わされ夜明珠が伝えられたなどと三国史記に記されているが、それらの「珠」の詳細はわからない。このように百済は倭国との交流が高句麗や新羅に比べて盛んであった。
この時期の王位を継いだ数代の王はなぜか東明廟(高句麗の始祖であり、百済の始祖の父の廟)に詣でている。これらからも高句麗と百済が兄弟国であることがわかる。
(キム・ヤンギ 比較文化学者)

2017-07-05 6面
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