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2017年07月06日 03:36
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人と今 呉啓子さん(錦陵小学校民族学級講師)
民族差別は偏見が原因

差別事件と闘う
 大阪府下の民族学級は一時、閉鎖の危機にあったが、「民族学級の存続を求める会」や教職員組合、民団などのたゆまぬ闘争、努力によって1986年、大阪府教育委員会は「民族学級の意義を認め、民族学級の灯は消さない」ことを明らかにし、民族学級が制度化されることになった。
大阪経済法科大学に学んでいた呉さんは、就職に民族差別があると聞き、不安な毎日を過ごしていたが、民団堺支部の役員であった父や恩師らから、国籍にとらわれない民族学級講師の職があると教えられた。
「採用されたその年に、民族差別事件に直面して驚いてしまった。ガムシャラにその差別事件と闘う毎日だった。保護者らと一緒に役所の前で抗議し、教職員らと会合を重ね、民族差別の不当性を訴えた」
民族差別事件とは、小学2年の同胞児童が上級生にいじめられていた事件で、その児童は家へ帰っても自室に閉じこもる毎日だった。不審に思った母親が学校に尋ねても何の回答もなく、そのうち真相究明に保護者らが立ち上がり、悪質な民族差別の落書きも明らかになった。
「全教職員から無視されるなかで、二人の教師が”頑張ろう”と応援してくれた。結局は、韓国と韓国人に対する誤った偏見が原因だと分かった。7年かけて全員を振り向かせることができた。中には土下座して謝る人もいた。最後は、韓国旅行をしようと全員がパスポートをとって参加してくれた」

2017-07-05 5面
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