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2017年06月28日 00:00
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人と今 朴載源さん(医師)
患者の喜ぶ姿にやり甲斐

専門は血液内科
 現在、国立病院機構東京医療センター室長を務め、血液医療の分野で長年研究と治療に専念している。
慶尚南道・密陽で生まれ、6歳の時に父親が東京で開業医をしていた関係で来日。中学から慶応普通部に入学し、大学では医学部に進学して医師の道を歩んできた。
70年代はまだ、在日韓国人に対する就職差別が厳しかった時代であり、医師でもあった父親からは「韓国人だから医師になるしか他に道はない」と言われて育った。半強制的だったというが、やはり父親と同じ職業を選んだ。父親は、解放直後に民団の前身ともなる朝鮮建国促進青年同盟(建青)で活動し、韓国に帰国して一時国会議員も務めた。
専門は血液内科。この分野を選んだ理由は、朴さんが医学生だった当時、内科の中では、診断から治療まで完結して施せるのは血液内科しかなかった。内科のほかの分野は、診断して薬を出してからは、外科に治療を委ねるしかなかったという。
それだけ治療にかかる労力は大変だというが、難しい病気の患者が治った時に喜ぶ姿に仕事のやり甲斐を感じている。 
一方で、今年5月に開かれた在日韓国科学技術者協会(科技協)の理事会・評議員会で新会長に選ばれた。「父親の世代は、同胞の医師仲間と家族ぐるみでよく会っていた」と幼い頃を思い出す朴さん。家族のような同胞科学者の集まりを模索している。

2017-06-28 5面
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