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最終更新日: 2017-09-20 13:48:19
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2017年06月14日 00:00
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【BOOK】「韓国研究の魁 崔書勉 日本関係史を生きた男」(橋本明 著)
崔書勉の半生記の側面を持ちつつ韓国の近代史、韓日の関係史を網羅

 一見すると巨魁である。韓日の裏社会のフィクサー、と紹介されたら、信じ込んでしまうかもしれない。ひとまず外見から語れば、崔書勉とはそういう男である。
崔書勉が初めて日本の地に降り立ってから60年。90歳を過ぎた今もなお弁は立ち、かつユーモアを交えて人を笑わせることを忘れない。そんな彼の半生を記したのは、長年の知己である橋本明だ。
本書は、崔書勉の半生記という側面を持ちつつ、韓国の近代史、韓日の関係史を網羅する。崔書勉の歩みと韓日史の関係は、裏と表でもなく、縦糸と横糸でもない。サブタイトルにあるように「日韓関係史を生きた男」なのである。
例えるならば、二重らせん構造である。あるときは崔書勉の行動にスポットを当て、またあるときは、両国に起こった出来事の中に崔書勉を登場させる。「激動」という言葉が陳腐に響くほど、揺れ動いた近代の韓日関係。そのダイナミックさに劣らない半生を、橋本は淡々と描写している。
未知谷刊
定価=2500円(税別)

2017-06-14 6面
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