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最終更新日: 2017-07-25 07:56:04
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2017年06月07日 00:00
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高麗青磁への情熱―98―

放浪の旅(二)

柳根瀅
高徹・訳/馬瑞枝・画

 「それから?」
「ええ、それで先生に『こんなに美しいものを、いったいいつの時代に作ったのですか』と訊いたんです。すると先生は『昔の高麗時代のものだ。きれいだろう?』と答えました。『はい、ほんとうに美しいです。今でも作られているのですか?』と私が訊くと、先生の答えは意外でした。『今は作っていないんだよ』『こんなに美しい器をどうして作らないのですか?』と、私はまた尋ねました。先生は『高麗文化史の本をしっかり読みなさい。そうすれば、おそらく疑問も解けるはずだ』そうおっしゃいました」
「で、その文化史の本とは?」
「『趙仁規伝』です。それを読むと高麗六代の成宗が九八一年に即位したとき、作られ始めたとありました。最初のうちはもちろん新羅時代のものを改良したり、中国の青磁を模倣したりして作り、やがて技術が向上すると、象嵌法も身につけ、ついに白高麗と絵高麗も作れるようになりました。その後、中国人もやって来て、これは高麗翡色、これこそは高麗国だけが持っている秘密の色だと言ったんですよ。ところが高麗青磁が生まれて約四〇〇年後、李成桂がソウルに李氏朝鮮を建国すると、高麗青磁も李朝白磁に変えてしまったんです。実は、高麗青磁の命脈が途絶えて五〇〇年以上経った一九一〇年に、私が初めてそれを発見し、この手で必ず復活させてみようと思い立ったわけです」
「えっ? それじゃ陶磁器について何の経験もないあなたが、それを作ろうというわけですか?
これは実に謎だな。そうか、陶磁器経験の全然ない者が高麗青磁を作りたい、そういうことですか。大変失礼ですが、とにかくあなたはほんとうに不思議な方ですね」
「でも、やると言ったらやりますよ。この世に不可能というものはないから……」
「不可能がない……。なら、頑張ってください」
彼は信じられないといった表情を隠さなかった。
「いつか、私が高麗青磁の研究を終えた頃に、またお会いしましょう」
と言って、私は金完培氏と別れた。
次に私が訪れたのは黄海北道館亭里だった。黄海道のホンスンウォンで汽車を降り、二キロほど山道を歩くと館亭里の部落がある。ここでは白粘土が無尽蔵に出るため、ここの人たちは代々、白い壺を作って生計を立ててきた。
私は館亭里でいろいろな石や土を集めて焼いてみた。黄色い石を焼くと白くもなり、黒い石も黄色く変色したりした。だが、その中でも特に目をひいた赤い土を焼いてみると、真っ黒に変色するではないか。これは後で黒象嵌するのに使おうと考え、土を紙に包んで記録した。

2017-06-07 6面
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