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最終更新日: 2017-09-22 08:26:46
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2017年05月03日 00:00
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人と今 金スラッブさん(韓国伝統楽器専門店経営)
ソウルの実家と日本の客に支えられ16年

九州からの来店客も
 2001年に韓国伝統楽器専門店「BBD」を東京・新宿で開いた。ソウルの実家は、楽器専門店として名高い研楽社、父は重要無形文化財の金賢坤氏という環境だったが、店を開いたのは「日本のお客さんから、日本に専門店がないから困っていると聞いた。そっちで店をやったらどうか」という兄の勧めがあったからだ。
調べてみると、日本各地に朝鮮学校があり、韓国系の伝統音楽サークルも多かった。「これは商売になる」と踏み、「ビッグ」「ビジネス」「ドリーム」の頭文字を社名にした。しかし「まったくビジネスにならなかった」と笑う。
「1年で店を閉めることも考えた」というが、その頃には伝統楽器に魅了されていた。知識を得るため、さまざまな楽器の演奏を学び、公演に足を運んだ。最初はチャング(太鼓)を置く向きさえ分からなかったが、今や素材を見ただけで、どこで作られたものか分かるまでになった。
店を続けてこられた秘訣は二つ。一つは実家の支援、もう一つは欲張らないことだ。楽器の仕入れから手の込んだ修理まで、実家の助けを得ることは今もある。開店当初に見込んだほどの売り上げはないが「好きだからやっていける」と話す。
年に1回、楽器購入者を集めて発表会を行う。今年で9回目となる発表会の9割は日本人の参加者だ。楽器を買ってから練習を始めたという人もおり、うれしさとともに使命感も感じている。

2017-05-03 5面
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