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最終更新日: 2017-06-24 08:06:40
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2017年03月02日 01:00
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『シチリアの恋』(中国)
愛ゆえに語ることのできない秘密が

 タイトルから連想するのは、イタリアのシチリアを舞台に、火傷をしそうなほどヒリヒリした熱い恋物語が展開する作品だ。しかし、前半だけ見るとその期待は肩透かしを食うことになる。この作品の見どころは、結婚を約束した恋人に一方的に別れを告げ自分勝手に見えた男が、彼の視点で描かれる後半は深い愛を秘めていたことが次第に浮かびあがるという「二部構成」の妙であろう。見終わってみれば、まぎれもないヒリヒリする恋なのである。

ジュンホ(イ・ジュンギ=左)とシャオヨウ(チョウ・ドンユイ)は幸せな生活が永遠に続くと思っていたが……cAll Rights Reserved 2015

 主演が韓国映画「王の男」でブームを起こし、8年ぶりに映画に戻ってきたイ・ジュンギと、チャン・イーモウ監督の「サンザシの樹の下で」でブレイクした中国のチョウ・ドンユイ、さらに台湾の若手人気俳優のイーサン・ルアンと配役は申し分がない。また監督はドキュメンタリーの「ジャンプ!ボーイズ」で注目された台湾のリン・ユゥシェン。さらにヴィッキー・チャオの初監督作品「So Young 過ぎ去りし青春に捧ぐ」をプロデュースして大ヒットに貢献したスタンリー・クワン監督が今作でも制作を手掛けるなど話題が先行した感がある。ちなみに、本作は中国でいきなり恋愛映画の初日観客動員数1位を獲得している。
ジュンホ(イ・ジュンギ)は中国の大学に留学中、シャオヨウ(チョウ・ドンユイ)に一目惚れして「僕の彼女になってほしい」と言い寄る。少々強引な口説き方が功を奏し恋人同士になった二人は、上海のデザイン事務所にそろって就職することに成功。結婚の約束も交わし、幸せな生活が永遠に続くと思っていた時、ジュンホは理由も明かさないまま「別れよう」とシャオヨウに告げ、イタリアへ旅立ってしまう。なぜ彼は本当の訳も語らずに恋人と別れたのか。やがて、愛する女性の幸せを願うからこそ、語ることのできない”秘密”が、ジュンホの視点で描かれる後半に明らかにされていく。
キャストやスタッフの名前を見ると国際色豊かである。監督と、精神的に落ち込むヒロインを温かく見守る大事な役柄のイーサン・ルアンは台湾出身だが、主役の2人は韓国と中国、そして中国のスポンサーが出資した中国映画である。東アジアの映画人が結集する作品は今や珍しくもないが、この作品が作られた時期に注目したい。
たとえばイ・ジュンギのイタリアロケが行われたのは2015年。この年は韓国映画「怪しい彼女」の中国リメイク版「20歳よ、もう一度」が大ヒットし、中韓両国で人気の高いルハンも出演するなど中韓蜜月時代と言っていいだろう。その流れに乗るかのように、本作では撮影などに韓国人スタッフが登用され、作品自体も韓流催涙ドラマを彷彿とさせるような仕上がりである。東アジアではペ・ヨンジュンと並び称されるほど人気の高いイ・ジュンギを、リン監督は3度も訪ね出演を要請したという。恋愛映画とアジアの才能の連携に手慣れているスタンリー・クワンの存在は大きかったに違いない。
エンディングに流れるイ・ジュンギ自身が作詞作曲した「For a while」は声に伸びがあり、聞かせてくれる。
(紀平重成 アジア映画ウオッチャー)

公開=4月22日よりシネマート新宿ほか全国順次公開。
公式HP=http://loveinsicily.net/

2017-03-01 6面
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