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最終更新日: 2017-11-22 00:00:00
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2017年03月02日 00:42
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人と今 陶芸家・墨彩画家 李康則(り・やすのり)さん(74)
「作品はわが子のようなもの」

 日曜の午後、工房には仲睦まじげなカップルと、ろくろの前で作品と格闘している男性と女性が一人ずつ。「お昼をみんなで食べたら結構帰っちゃったんです」と笑う李さん主宰の「まだん陶房」は、今年でオープン20年になる。

作品を手に取る李さん

 1943年、長野県生まれ。芸術に興味はあったが、食べていける保証はない。事業をしながら資金をため、40歳を過ぎて工芸画廊を開いた。
それから3年後、「焼き物ができるまでのプロセスを知らないと…」と思い、陶芸を始めた。3カ月後、全日本アマチュア陶芸コンテストで最優秀賞を受賞。「間違いじゃないか」と思ったが、今は「朴訥なのが評価されたのかな」と振り返る。ちなみに李さんは、墨彩画家としても有名。陶芸の絵付けには李朝民画をモチーフにしたものもある。
受賞作を見せてくれないかと頼むと、「どこかへいってしまったんです」との返事が。だが、決して作品に無頓着なわけではない。どんなに出来が悪くても、何とか生かせないかと工夫する。
「よく陶芸家が気に入らない作品を割るイメージがあるじゃないですか。そんなことはしません。みんなかわいい、子どものようなものです」
酒を愛す。行きつけの店には「マイぐい〓み」や「マイタンブラー」がある。どれくらい飲むのかと聞くと、「適量です。酒を飲む人とそうでない人では、酒器を作るのに違いが出てきますから」と、はぐらかされてしまった。

2017-03-01 5面
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