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最終更新日: 2017-08-19 08:12:03
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2017年02月22日 22:34
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『「韓国仏像史」 三国時代から朝鮮王朝まで』 
水野さや著

 538年、あるいは558年に百済の聖明王から仏像や経文が大和朝廷にもたらされ、日本に仏教が伝来したと私たちは教科書で学んだ。ほぼ7世紀初頭からは日本でも本格的な仏像制作がはじまるが、法隆寺の釈迦三尊像や百済観音、中宮寺の菩薩半跏像、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像などはおそらく朝鮮半島から渡ってきた仏師が関わっていたに違いない。しかし、これまで、日本の本家である韓国の仏像についてはあまり知られていなかった。
今年(2017年)1月14日の各紙には、京都市左京区八瀬近衛町の妙伝寺本尊「半跏思惟像」(高さ50センチ)がこれまで江戸時代に日本で制作されたと見られていたのが、6~7世紀ごろ朝鮮半島で作られた仏像にほぼ間違いないことが報じられている。
半跏思惟像は一般的に弥勒菩薩として知られているが、なかでも広隆寺と中宮寺のものは秀逸とされている。この二つとよく似た弥勒菩薩が韓国の国宝78号と83号の金銅菩薩半跏思惟像である。それぞれ6世紀後半から7世紀初頭とされている。妙伝寺のものはその形態から見て、韓国や日本のものよりも古いことがわかる。おそらく、花郎思想が盛んだった新羅初期のものであろう。いずれにせよ、古代三国(高句麗・百済・新羅)のなかで、仏教が最も遅く導入された新羅だったから、高句麗・百済で教化・洗練された仏教文化を収斂して、高句麗・百済を乗り越えたことが、この半跏思惟像一つ見てもわかる。本書の表紙が、先述の国宝78号によって飾られているのも故なしとしない。
ともあれ、本書は三国時代から統一新羅時代、高句麗時代、朝鮮時代(李朝)までの仏像とその素材、技術、バリエーションなどについて丹念に調べ尽くして叙述されている。従来、朝鮮時代は「崇儒廃仏」政策によって、仏像にも見るべきものがなかったと断じてしまうことが多かったのに、本書では朝鮮時代にもそれなりの特徴があり、関野貞(1868~1935)の論攷を引きながら、詳しく説明している。古建築史家の関野が、朝鮮の古墳の遺構・建築ばかりでなく、既書に比べて韓国の仏像について、論述豊かで的確な評価を下していることに驚いた。
本書は、韓半島の仏像ばかりでなく、その文化・芸術を志す者にとっては、必読の書であろうし、朝鮮文化一般に関心のある方々にも親しめる稀なものだ。(岡崎優子)

名古屋大学出版会刊
定価=4800円(税別)

2017-02-22 6面
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