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最終更新日: 2017-05-30 08:42:57
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2017年02月08日 15:23
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潘基文氏、突然の不出馬宣言
親族に相次ぐ不正疑惑まで

 1日、大統領選挙不出馬を宣言した潘基文前国連事務総長。大統領選挙の各種世論調査で1、2位を争う有力候補だった潘氏は、帰国からわずか20日で大統領選挙レースから身を引いた。「祖国のために犠牲になる」と、強い覚悟を見せた彼がなぜ不出馬を選んだのか。見方によっては潘氏自らが招いた結末ともいえる。(ソウル=李民晧)

帰国わずか20日で断念

 「10年間国連で学び、見て、感じたことが大韓民国の発展に役立つならば、私の体を燃やしても努力する用意がある」
昨年12月20日、潘氏がニューヨークで行った韓国特派員団との懇談会で発した言葉だ。「イエス」「ノー」をはっきりさせず、「あぶらウナギ」というニックネームを持つ彼にしてみれば、珍しく直截的な表現での大統領選挙への出馬宣言だった。それほど意志は強くみえた。
米検察が親族を起訴
潘氏は1月12日、多くの支持者に出迎えられて仁川国際空港に降り立った。しかし、ニューヨーク南部連邦検察が1月10日(現地時間)、潘氏の弟キサン氏(69)と甥のジュヒョン氏(38。米国名デニス・パン)を8億ドル規模の建物売却と関連した贈収賄および詐欺疑惑などで起訴したことが明らかになった。当時ジュヒョン容疑者はニュージャージーの自宅で逮捕され、キサン容疑者はまだ検挙されていないという。
二人は12もの容疑で起訴された。米検察が発表した報道資料によると、両者は2013年、カタールの役人を名乗る人物に50万ドルを渡し、韓国企業がベトナムに保有するビルの買い取りを依頼したという。売却の主幹事だった会社(ニューヨーク所在)で担当者を務めていたジュヒョン容疑者は、カタール投資庁がビルを購入するという公文書を偽造した疑いが持たれている。
ビルを売却しようとしたのは、15年3月に法廷管理下に入った慶南企業だ。キサン容疑者は同社の顧問を務めており、長男であるジュヒョン容疑者と共謀したのではないかとの疑いもある。なお、潘容疑者が仲介を依頼した相手は、カタールの官吏を詐称した人物であることが明らかになっている。
慶南企業の会長で、国会議員だった成完鍾氏は15年の4月、政府の支援金を不正に受け取った疑惑で捜査中、自ら命を絶った。帰国当日、潘氏は弟と甥の起訴に対して「驚いて困惑している。知っていることはない」と一蹴した。
親戚の不正疑惑はこれで終わりではなかった。甥のジュヒョン容疑者が、長期間兵役忌避者として韓国でも指名手配されていたという事実が遅れて明らかになったのだ。ミャンマーで二つの会社を経営する潘氏の2番目の弟キホ氏にも、「国連代表団」の身分で事業をしていたという疑惑が提起された。キホ氏は、社外理事を務める関連企業の株価操作などの疑いをかけられたこともある。
盧武鉉の後援者・朴淵次から
23万ドル授受疑惑
潘氏本人にまつわる疑惑もあった。代表的なのが「盧武鉉の後援者」として有名な朴淵次・元泰光実業会長から23万ドルを受け取ったという疑惑だ。外交部長官だった時期、長官の公館とニューヨークのレストランでカネを受け取ったとされる。
潘氏は疑惑を報じた報道機関を相手に言論仲裁委員会に調整を要請し、自筆の日記帳を公開して潔白を主張した。しかし彼は、当該報道機関などを相手に対する法的な措置には踏み切らなかった。
潘氏は1日、セヌリ党と、セヌリ党を離党した議員らが結成した「正しい政党」を訪問。汝矣島に約200坪の大統領選挙キャンプ事務室を作るため、不動産契約も結んだ。午後には野党正義党を訪問し、その直後に記者会見を要望した。ここで突然、不出馬を表明した。
「私が主導して政治交代を成し遂げ、国家統合を成し遂げようとした純粋な気持ちを断ちます。(政界の)一部の旧態依然として偏狭な利己主義的な態度に極めて失望しました。彼らと一緒に道を歩むことは無意味であるとの判断に至りました。今日の決定で、これまで私を熱く応援してくださった方々や温かい支持を送ってくれた方々に対して深く謝罪の言葉を申し上げ、いかなる叱責も甘受いたします」
潘氏の不出馬発表後、韓国メディアはさまざまな原因分析を出した。しかし、最終的に大統領レースから退くことになった原因は、本人を含めた親族のスキャンダルを乗り越える自信がなかったことが決定的だったからではないだろうか。

 

2017-02-08 3面
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