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最終更新日: 2017-12-13 00:00:00
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2017年01月25日 23:16
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『ワンドゥギ』
金呂玲著 白香夏訳

 2011年、韓国で公開されて530万人を動員した映画の原作本だ。主人公のワンドゥギは、勉強はできないがケンカは負けなしの高校生。障害を持つ低身長の父と、父の同僚で、軽度の知的障害を持つ青年と3人で暮らしている。
一家が住むのはソウルの下町で、生活は決して豊かではない。隣家に住む口の悪い担任「糞トンジュ」や、向かいのおじさんとは何かにつけて衝突する。コテコテの不幸話の土台がそろったところに、生き別れになった外国出身の母が現れる。
さまざまな問題を抱えつつ、もがきながら日々を生きていくワンドゥギ。物語の結末は劇的なものではないが、その素朴さがいい。翻訳の甘さはあるものの、それなりに読み応えのある作品に仕上がっている。
コリーヌファクトリー合同会社刊
定価=1600円(税別)

2017-01-25 8面
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